読書生活 

本もときどき読みます

本をすすめる間柄

以前、こんなことを書きました。

 人から本をすすめられて、その本を読み始めたとしても、私にとってはたいていおもしろくない本のことが多い。途中で投げ出したくなるけれど、すすめてくれた方が感想を待っているので最後まで読まなければならない。それが苦痛だという内容です。これだけ読むと、「どれだけ上から目線!」というお叱りの声が聞こえてきそうですが、相手は私のすすめた本をちらとも読んでいる気配がない、ということも入っております。

 ところが、先日こんなことがありました。

 仕事上のつきあいで、ある方と食事をしました。その方の仕事方針や、ものの見方や考え方などにとても納得、感心し、時間がはやく過ぎました。その方に引き込まれ、つい、「どんな本を読んでいるのですか?」と尋ねてしまいました。そんなことを聞いている自分に驚きました。そして、すすめられた本を購入し、読み、その本がとてもおもしろかったことにも驚きました。

 そこで、前記事に付け加えたいと思ったのが今回の内容です。

 人が推薦してくれた本を読んでよかったと思うことが、例外的にあります。それは、推薦してくれた方と信頼関係ができている場合です。私はこの人の考え方を知りたいと思い、その本には未知の内容が書かれていて、そこにはそうありたい自分が映し出されている、そう思えた時、その本は読んでよかったと思う例外となります。

 こうやって書く前は、すごいことに気付いたと思ったのですが、こうやって書いてみると、当たり前ですね、これ。「この人素晴らしいな」「こういう人になりたいな」という方を思い浮かべることが大事です。やはり、人見知りはいけません。人との絆は大切です。 

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