読書生活 

本もときどき読みます

「代替」の読み方

「代替」これ、みなさんなんて読みますか?

「『だいかえ』がきかないんですよ」

とテレビで誰かが言っていました。それを聞いた息子が、

「だいたい」じゃないか?

と言います。

だいたい?なら、「『だいたい』がきかない」が正解なのか?中二の息子は「学校でならった」と言います。みなさんはどう思いますか?

調べてみました。愛用の広辞苑第四版です。まず「だいたい」で調べてみました。ありました。

だいたい【代替】

他のもので代えること。だいがえ。

だいがえ。だいがえ?どちらでもいいの?では、「だいがえ」でも調べてみました。ありました。

だいがえ【代替】

(ダイガエとも)「だいたい」の重箱読み。

この時点で、「どちらでもよさそうだけど『だいたい』が少し有利」な雰囲気が出ています。「だいたい」の重箱読みですからね。重箱読みって何でしょう。調べてみました。ありました。

じゅうばこよみ【重箱読み】

漢字の熟語を「重箱」のように、上の字を音(おん)、下の字を訓(くん)でよむ読み方。

で、結局なんだい。どっちなんだい。代替は「だいがえ」なのか「だいたい」なのか。広辞苑での調査はここが限界のようです。ここまでをまとめると、「だいたい」がやや有利ですが、「だいかえ」でも正解。ただ「だいたい」と読んだ方が無難です。

 

 ここからはネットに頼ります。諸説ありです。

諸説1

もともとは「だいたい」と読まれていた言葉である。しかし、「替」という文字を「たい」と読む言葉が少なかったことから、次第に「代替」は「だいがえ」と読まれることが増え、さらには「だいがえ」と読めば「大体(だいたい)」という言葉と区別できることから、「だいたい」と共に「だいがえ」という読み方も一般化していった。

諸説2

「だいたい」と読む方が69.0%、「だいがえ」と読む方が31.0%いる。どちらで読んでも間違いということではない。しかし、仕事上で使うことも多い言葉は、その使い方を指摘されることも多く、元の正しい読み方に不便がないようなら、「だいたい」を使った方が無難とは言える。「代替」を「大体」と勘違いされて支障が出やすいなら「だいがえ」、「だいがえ」という読み方で支障が出やすいなら、「だいたい」と読むとよいかもしれない。

諸説3

本来は、「だいたい」が正確な読み方。ただし、「替」を「たい」と読む言葉が少ないこと、「大体(だいたい)」と区別がしやすいという理由から「だいがえ」という読み方が定着した。「両替」「振替」など、「がえ」と読むことが多くなり、に読み間違える人も多く、「代替」も「だいがえ」化していった。今では、どちらで読んでも間違いではないが、ビジネス上では、使い方を指摘されることも多いかもしれないので、「だいたい」を使った方が無難かもしれない。

なんだよ、「しれない」って、とお思いでしょうがご容赦ください。

調査結果をまとめます。「代替」は「だいたい」が基本だけど「だいかえ」でもよい、でした。  

www.yama-mikasa.com

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