読書生活 

本もときどき読みます

宮西達也さんに会ってきた

宮西達也さんの講演会に行ってきました。

 宮西達也さんの講演会に姪っ子と行ってきました。中二の息子はバスケで行かないって。昔はおまえも読んでたのに。つまんないやつだ。

 みなさんは、宮西達也さんを知ってますか。『おまえうまそうだな』の作者です。これです。

f:id:Yama-Mikasa:20171209111950j:plain

 小学校の国語の教科書にも採用されています。本屋さんの児童書コーナーに行ってみてください。売れてますよ。絵本の世界では1万部売れたらヒットと言われている中、シリーズ累計200万部の売り上げだそうです。

 絵がポップな感じなので勝手に年下だと思っていましたが、違いました。61歳ですって。でも、見た目がとても若い。61には見えません。

自己紹介 

この人です。

f:id:Yama-Mikasa:20171209112212j:plain

 スクリーンを使って自己紹介をしていました。世界各国の本屋さんで自身の絵本が並んでいる画像を映し、

「本が売れております」

「世界中で訳されているので、わたしが寝ている間にも、外国で本が売れています」

「だから、お金をたくさん持っています」

とのたまっていました(笑)。でも、いやな気分にならないんですよね。へんに謙遜されるより百倍よかった。自分を大きく見せようともせず(実際売れてますからね)、かといって小さく見せて謙虚さを演出することもなく、そのままのサイズで自分を語る姿に好感がもてました(何様)。

 画面が次々と切り替わり、「徹子の部屋」に出たときに撮った黒柳徹子さんとのツーショットや、今度自身の作品が映画化されるそうで、その音楽を担当している坂本龍一さんとのツーショット、『君の名は。』の新海監督とのツーショットなどを立て続けに映し、映画の宣伝をしていました。これもいやな気分になりません。宮西さんから伝わってくるんですよ。ゼロからイチを創り出す「本物」感が。

 その後、『おまえうまそうだな』の読み聞かせをしてくれました。大人のエキストラを何人も指名し、役を振り分けながらテンポ良く。わたし、この話好きなんです。児童書に興味はほとんどないんですが、子どもが宿題で音読しているのを聞いて、気に入りました。確か小二だったかな?

宮西さんが絵本作家になるまで

 絵が好きだった宮西さんは、高校のとき「絵で食べていきたい」と思ったそうです。そのためには「美大に行かなければ」と、美術の先生に絵を習い美大に入学します(日大藝術学部美術学科)。

 お金に困り、いろいろなバイトをしたとのこと。その中で人形劇のセットを作るバイトをしたとき、絵に色をつけたそうで「色塗りもおもしろそうだ」と感じ、卒業後、グラフィックデザイナーになります。

 そこそこ給料も良く安定していたのですが「絵を描きたい」という思いがふつふつと湧き出て抑えきれなくなり、思い切って退職します。26歳くらい、とか言ってたかな?

 紆余曲折あり(忘れたのでこの言葉でごまかしてます)、絵本を描こうと思い立ちますが、つてはありません。そこで絵本を描いてたくさんの出版社に直接持っていったそうです。

「なんだこれ、帰れ!」

と一蹴されたり、

「ここもあそこもあちらもこちらも全部直せ!」

と言われ、書き直したけど見てもらえなかったり(「たくさん直せ」と言ったのは「帰れ」ということだったようです)、

「うちは新人雇ってない」

と言われたり、それこそ散々な目にあったのだと言います。

 でも、やるしかない。やめたわけですから。

 その日もある出版社に自作を持って行ったところ、

「ヘンテコだけどおもしろいね。みんなに見せるから置いてってよ」

と言われます。しばらくして、その出版社たら電話がかかってきた。

「みんな、ヘンテコだって言ってたけど、おもしろかったからうちで出すよ」

と、言われたとのこと。その出版社が「フレーベル館」でした。

 児童書のコーナーに行くと、自分の本が置いてあって感動したのを覚えていると熱く語っていました。夢のような話ですね。わたしはうっとり聞いてましたよ。五味太郎さんの絵本とかの横にスッと自分の絵本があるのだそうです。自分の絵本を一冊ずつ取り出して、五味さんたちの絵本の上に並べて、コーナーの平積み部分を全て自分の絵本にして眺めていると、親子が来て自分の絵本を手に取るんですって。その後ろ姿を見ながら「買え~買え~」と念を送り続け、遂に目の前で自分の絵本が売れた瞬間、泣けてきたそうです。感謝の気持ちでいっぱいだ、って。そして、ずっと描き続け、最近アニメや映画の話も出て来てという話でした。

おとうとのおっぱい 

 最後に『おとうとのおっぱい』という本を読み聞かせしてくれました。

f:id:Yama-Mikasa:20171209111401j:plain

 読み聞かせの前に

みなさん、おっぱいは好きですか?好きな人は手をあげてください。

と宮西さんが聞きます。キャーキャー騒ぐ子どもたちをなだめすかし、

ちびっこのみんな、お父さんに注目してください。お父さん、「うそはいけない」ってお子さんに言ってますよね。もう一度聞きますよ。おっぱい、好きですか?

と再度聞いてきます。講演会慣れしてやがる。観衆いじりがうまい。きらきらした子どもたちの目線がきつい。あまりこっちを見るな。恥ずかしがると恥ずかしさが余計増すので真顔で堂々と手をあげました。

 ただ、宮西さん。わたしはどちらかというとおっぱいより下半身です。葛飾北斎と同じです。うそをつかされてしまいました。

 これです。これ。子どもに見せられないだろう。ガオ~。

f:id:Yama-Mikasa:20171202160248j:plain

www.yama-mikasa.com

www.yama-mikasa.com

www.yama-mikasa.com