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『論語』の名言を8個あげてみた

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『論語』とは

 「四十にして惑わず」って聞いたことありますか?論語の一節です。孔子の弟子たちが、孔子の言ったことややったことを思い出して書いたものが『論語』です。古典の中の古典で『大学』『中庸』『孟子』と並ぶ「四書」の筆頭です。

 難しそうだし、少し偉そうだし、で読まず嫌いだったのですが、金谷治さんの訳がとても分かりやすいと評判だったので、読んでみました。

 それほど難しくありません。偉そうでもありません。論語を読む前に渋沢栄一の『論語と算盤』を読みましたが、そちらよりおすすめです。

 20扁の内容は、ほとんど断片的といってもいいような短いことばの集まりです。意味がわからないというようなことはまずありません。人によって響くことばやその数は変わってくると思いますが、刺さることばが一つもなかったよということもないでしょう。

『論語』8の名言

曾子曰。吾日三省吾身。爲人謀而不忠乎。與朋友交而不信乎。傳不習乎。

わく、われたびかえりみる。ひとためはかりてちゅうならざるか。朋友ほうゆうまじわりてしんならざるか。ならわざるをつたうるか。

わたしは毎日何度もわが身について反省する。人のために考えてあげてまごころからできなかったのではないか。友達と交際して誠実でなかったのではないか。よくおさらいもしないことを(受け売りで)人に教えたのではないか。

子曰。學而不思則罔。思而不學則殆。

わく、まなびでおもわざればすなわくらし。おもいてまなばざればすなわあやうし。

学んでも考えなければ、(ものごとは)はっきりしない。考えても学ばなければ、(独断におちいって)危険である。

子曰。由。誨女知之乎。知之爲知之。不知爲不知。是知也。

わく、ゆうなんじこれることをおしえんか。これるをこれるとし、らざるをらずとす。るなり。

お前に知るということを教えようか。知ったことは知ったこととし、知らないことは知らないこととする、それが知るということだ。

子曰。不患無位。患所以立。不患莫己知。求爲可知也。

わく、くらいきをうれえず、所以ゆえんうれう。おのれることきをうれえず、らるきをすをもとむるなり。

地位のないことを気にかけないで、地位を得るための(正しい)方法を気にかけることだ。自分を認めてくれる人がいないことを気にかけないで、認められるだけのことをしようとつとめることだ。

子曰。不憤不啓。不悱不發。擧一隅。不以三隅反。則不復也。

わく、ふんせざればけいせず。せざればはっせず。一隅いちぐうげて、三隅さんぐうもっかえさざれば、すなわふたたびせざるなり。

(わかりそうでわからず)わくわくしているのでなければ、指導しない。(言えそうで言えず)口をもぐもぐさせているのでなければ、はっきり教えない。一つの隅をとりあげて示すあとの三つの隅で答えるというほどでないと、くりかえすことをしない。

子曰。貧而無怨難。富而無驕易。

わく、ひんにしてうらむこときはかたく、みておごることきはやすし。

貧乏でいて怨むことのないのはむつかしいが、金持ちでいていばらないのはやさしい。

子曰。不患人之不己知。患其不能也。

わく、ひとおのれらざるをうれえず。のううれうるなり。

人が自分を知ってくれないことを気にかけないで、自分に才能のないことを気にかけることだ。

孔子曰。生而知之者上也。學而知之者次也。困而學之又其次也。困而不學。民斯爲下矣。

こうわく、まれながらにしてこれものじょうなり。まなびてこれものつぎなり。くるしみてこれまなぶはまたつぎなり。くるしみてまなばざるは、たみにしてこれす。

生まれついてのもの知りは一番上だ。学んで知るのはその次だ。ゆきづまって学ぶ人はまたその次だ。ゆきづまっても学ぼうとしないのは、人民で最も下等だ。

孔子とは 

 孔子とは古代中国の偉人です。今から2500年前の人です。紀元前552年9月28日生まれ、紀元前479年3月9日没です。

ブッダと同時期の人

 この頃日本は縄文時代の終わりといったところです(諸説あり)。この後しばらくして、中国では万里の長城が作られ始めます。また、ほぼ同時期にブッダが生まれています。

大きくて強い

 あたまでっかちのひ弱なエリートという印象がありませんか?違います。身長216cmの規格外の長身と言われています。216㎝って!。白鵬(192㎝)よりも、ジャイアント馬場(208㎝)よりも、セームシュルト(212㎝)よりもでかいんですよ。孔子より背の高い有名人は「怪物くん」のフランケンでおなじみ?チェホンマン(220㎝)くらいです(チェホンマンってどんだけでかいんだって感じですが)。しかもでかいだけじゃなく、強かった。ただ、戦わなかっただけなんだって。このあたりは中島敦の『弟子』にあります。 

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