読書生活 

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女子マネージャー考

 うちの子(中3)がバスケをやっています。この夏で引退です。この6~7月は毎週のように他校と練習試合をやっています。

 高校生と練習試合をすることもあります。今まで複数の高校を見ましたが、何処のチームにも女子マネージャーがいました。何をしているのかよくわかりませんが、とにかくいました。誤解しないでください。別になんだかんだというつもりはわたしにはありません。

 中学校にも女子マネっているのかもしれませんが、わたしは見たことがありません。高校の体育館にいた女子マネージャーが新鮮でした。

  

 そんな女子マネージャーのことをよく思わない人がいます。うちの家人です。家人は女子マネージャーにとても「あたり」が強いのです。

「絶対男めあてだ!」

と言うので、

「バスケが好きなんじゃないの?」

と返すと、

「なら、なぜ自分でバスケをやらない!」

とヒートアップします。

 

「誰かの役に立ちたいっていう気持ちは大切だよ」

と、悟り顔で言うと、

「なら、なぜ女バスのマネージャーをやらない!」

と言われました。正直「WHY?」ばかりでうるさい。

 

 この記事を書くにあたりネットで調べてみると、たくさん出てきました。この「女子マネージャー論」はこすられ倒された話題のようです。

 ネットでの意見をあげると、

・バスケが好きならバスケ部に入ればいいのに、なぜやらんのか。

・なぜ、女バスではなく男バスのマネージャーなのか。

・あの年(高校生)で、男の世話をすることに生きがいを感じているっていうのはどうなの?

・自分のことは自分でさせろ。

・人の世話より自分のことをしろ。

という感じでした。家人と同様の意見も見られますね。

 「女子マネージャー」と検索すると、数年前のベストセラー、ドラッカーの本も出てきます。そもそも、あの本にしたって「女子マネージャー」ではなくてもかまわないはずです。日本では本の題名になるくらい「マネージャー=女子」の図式が成立している証拠でしょう。

 

 「かわいいから別にいいんじゃないの?」という軽い考えしかないわたしに、家人はずいぶんご立腹のようでした。

 今、「チアダン」っていうドラマやってますよね。たおちゃん演じる女子高生が、仲間と共にチアダンス部を立ち上げ、諸々の諸事情や課題を克服しなんとかがんばる、というドラマです。

 これを見てたら、うちの家人に

「うちの子が来年チアダンス部のマネージャーやりたいって言ったら、賛成するの?」

と言われました。繰り返しになりますが、うちの息子は来年高校生です。数日前にした女子マネージャーの話を覚えていたんですね。

 「こいつがマネージャーなら、俺はオダギリジョー(チアダンス部の顧問です)になる!」と答えたらサイレントトリートメントでした。ちーん。

 

 冗談は置いといて、女子運動部に男子マネか…。うーん、周囲の目線にさえ耐えられる鋼のメンタルさえあれば、うらやましい。実に。