読書生活 

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口臭を指摘するのはホントに危険。

鼻毛、口臭、体臭は言いづらい。 

 鼻毛や口臭、体臭は、よほどキモがすわってないと言いづらい。指摘された方はものすごいショックを受けるから。

 わたしにも言われた経験があります。「鼻毛が出てるよ」と指摘してくれたのが、気のおけない友人だったにもかかわらず、その瞬間、頭に血が上り、軽い殺意さえ抱いたほどでした。くそぅ。 

「鼻毛が出ているよ」はフォローがきかない 

 20年以上も前のことですが、はっきりと覚えています。見た目が気になる年頃、「おまえはだらしがない」「スキだらけ」と言われたような気になり、かなり落ち込みました。

 ギャグで返すこともできません。その場で鼻毛を抜くことだってしにくい。かといって、ほっておくわけにもいきません。だって、こうしている間にも、鼻毛が窓からこんにちは!と顔を出しているわけですから。そそくさとトイレに行って、穴から指で抜くしかない。みじめです。指だと狙った鼻毛がうまく抜けない、かといって毛抜きなど持ち歩いていない。何度もトライして鼻を真っ赤にしながらようやく抜く。よくよく考えたら、トイレで鼻毛抜いてたことバレバレですよね。トイレから出てきたら、鼻毛出てないんだもん。しかも、鼻、真っ赤だし。

言ってもらってよかったよ

 わたしはその「鼻毛ショック」以降、人前で鼻毛を出していない(はず)。毎朝の鼻毛抜きと歯間ブラシ(口臭予防)はわたしの朝のルーティンになったからです。暇さえあれば毛抜きでぶちぶちとやっております。

 「あそこで教えてもらってよかった」と、今、心底思います。その場では、そんな汚いものを見る目で言わなくてもいいじゃないかと恨みましたが、今では感謝の気持ちでいっぱいです。

 あのままだったら、あの人やこの人にマヌケな姿を見せたり不快な思いをさせるところでした。それを彼はすんでのところで止めてくれたのです。誰だって好きこのんで鼻毛出てるなんて言いたくない。それをあえて踏み込んでの発言。親切である。友情である。ありがとさん。

 気づかぬ振りして別れるのは簡単なことです。でも、それは一見紳士的に見えて、相手のことなどどうでもいいという態度なのだ。できることなら自分もいつかは、彼のようにはっきりと指摘できる人間になりたい、いや、ならねばならぬ、わたしは数年前からそう思うようになりました。

勇気を出して、家人に言ってみた。  

 起き抜けの中年の口は臭い。朝、家人の口臭を嗅ぐたびに、わたしのルーティンである歯間ブラシに力が入る。彼女が歯間ブラシを使用しているのを見たことがないし、使っている形跡もない。職場でゴジラのような息をまき散らしていないか心配である。意を決して言ってみよう。彼女は怒るだろう。だけど、彼女のためだ。「すごく腹が立ったけど、あの時言ってくれてありがとうね」いつか、そう振り返ってくれる日がくるさ。

 「口、少し臭うよ」と言ってみた。

 

 結論?言わない方がいい。大変なことになる。

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