読書生活 

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机上からチョコが消えたら

職場のバレンタイン制度をなくしたという話

 今週のお題「わたしとバレンタインデー」。はてなブログを始めてもうすぐ2年。初のお題記事です。

机上に置かれるチョコ 

 入社して複数の職場に勤めました。どこの職場でも、バレンタインデーの朝、机上にチョコが置いてありました。もちろん今の職場でも。わたしだけではなく、男性社員の机上には同じようなラッピングのモノが置かれています。職場の女性社員が示し合わせて男性社員にチョコを配る、という風習は、みなさんの職場にもありませんか?

返すのも手間 

 聞いたところによると、女性社員で集金し、その中の若い子が人数分買ってきて、早朝男性社員の机上に置くらしい。

 わざわざ休日に、用意するのも手間でしょう。ましてや、1ミリも興味ないおっさんたちのために。うちの職場、最後の未婚男性だった同僚が昨年秋に結婚してしまったので、職場内での浮いた話が一切ないのです。

 こちらとしては、お返しをしなければならないと思うのですが、女性社員全員に個人でとなると、手が付けられない。そこで、男性社員は、ベテランがお金を払い若手が買いに行くというシステムになっています。女性と同じようなことをしているわけです。たいした金額ではないのですが、正直めんどくさい。彼女たちもそう思っているのでは?

目撃者の前で、お茶うけにオリャっと  

 昨年、バレンタインの日におもしろい光景を見ました。わたしの先輩が、机上に置かれたチョコのラッピングを取り、中に入っていた複数のチロルタイプチョコをグワシと掴み、職場のお茶うけに入れたのです。そして、「これ、みんなで食べてくれ。俺甘いモノ食わねえんだ」って言いました。

 彼が甘いものを食べないというのは周知の事実で、その前の年は、もらったチョコを別の同僚にこっそり渡していました。今年もそうすればよかったのですが、彼もわたしと同様、このバレンタイン制度に思うところがあったのでしょう。あえて波風たてるかのように、複数人の目撃者の前でそういう行為に及んだわけですから。

 

 職場のお茶菓子…。なるほど、その手がありましたか。職場の厚生担当として日々辣腕をふるっているわたし。数か月に一度、職場のお茶菓子代金を全員から集める、という仕事を請け負っているので、ピンときました。

 わたしは、ドンキでキットカットを大量に購入し(3000円!)、ホワイトデーの朝、職場のお茶うけに大量のそれを入れて、社内メールをしました。来年から、チョコは机上に置くのではなく、ここに入れてください。2月以降は集金しませんから、と。もちろん事前に男性社員の了承は得ました。

 

 このキットカットがそこそこ好評でした。「ここだけの話、めんどくさいと思ってたんですよね」と笑いながら女子社員も食べてました。やっぱり。

 あれから11ヵ月。みんな覚えているだろうか。14日の朝、机上にチョコが置かれてたらどうしよう。 

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