読書生活 

本もときどき読みます

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

至福の読書タイム 『鎖 上』 乃南アサ

少し仕事が忙しく、最近ベッドに入る時間も遅くなっていました。本は手に取るもののあっという間に落ち、次の日にまた開くもどこまで読んだか記憶が定かではない、というストレスのたまる日々が続いていましたが、とうとう仕事が一段落しました。 夕食を食べ…

「人生五十年」の倍!転職の必要あり

先日、こんな記事を書きました。 yama-mikasa.hatenablog.com 歴史上の人物に会った人はもうすぐいなくなる、という記事です。ああ、さみしいなあ、と思って書いた記事なのです。しかし、逆の見方もできる、と思いました。 どういうことかというと、日本人の…

長所や短所は自分にはわからない

自分にはどんな長所があるのか、考えてもなかなかわからないものです。わかる人は、きっと何かをなした人です。イチローには野球の才能があったのか、今話題の藤井4段には将棋の才能があったのか、おそらくあったんだと思います。しかし、それは後付けであ…

歴史上の人物に会ったことのある人はもうほとんどいない。

水曜日のダウンタウンという番組で、「徳川慶喜に会ったことのある人がまだ生きてる説」というような企画がありました。その結果、いたらしいんですよね。慶喜は1913年にお亡くなりになっていて、その人は1910年生まれ。1歳か2歳のときに見たらし…

日本人の努力は報われない

何をもって「努力」とし、何をもって「報われる」とするかによります。普通は、目的に向かって行動することが「努力」で、よい結果が出ることが「報われる」といったところでしょう。日本人は諸外国に比べ、この「努力信仰」が強い気がします。 釣りに例える…

a little bitは「少し」という意味 

英語の発音はネイティブのお子さんとコミュニケーションをとると上達する わけあって、同僚の息子さんを一日あずかることになりました。小学校二年生の男の子です。カナダ人と日本人のハーフです。一つ問題がありました。一切日本語が通じないということです…

子どもに読書をさせるにはどうしたらいいの? 

なにかと話題の「週刊文集」に、伊集院静さんの「悩むが花」という人気コーナーがあります。読者の質問にときにバッサリ、ときに真剣に、ときにユーモアたっぷりに答えてくれます。蛭子さんの「ゆるゆる人生相談」とは大違いです。 ーyama-mikasa.hatenablog…

友人が目を覚まさない

去年の春、大学時代の友人が倒れました。倒れた直後は命の危険もあったと聞きました。落ち着いてから、彼の奥様から連絡をいただきました。わたしたちが彼に会えたのは、彼が倒れてから一か月後のことでした。 彼は、身だしなみに気をつかう男でした。肩幅が…

蓮舫さんにあって安倍さんにないもの。小池さんにあって石原さんにないもの。

大仁田厚さんにあって馳浩さんにないもの。小泉純一郎さんにあって小泉進次郎さんにないもの。 正解は、写真集です。 朝日新聞6月16日朝刊、2面の広告欄を見てびっくりです。『小池百合子写真集』が発売されました。 日本の❝新リーダー❞25年の素顔! …

モノの言い方 そんな言い方しなくたっていいじゃないか(笑)

わたしが書いた記事にブックマークをしてくれる方が、ときどきいます。ありがたいことです。そのブックマークにコメントをつけてくれる方もいます。楽しく読ませていただいています。 先日のことです。わたしが書いた記事についたブックマークのコメントに目…

『終わらざる夏 下』 浅田次郎

『終わらざる夏 下』読み終わりました。 yama-mikasa.hatenablog.com yama-mikasa.hatenablog.com 1945年8月15日、玉音放送。国民はそれぞれの思いを抱えながら、日本の無条件降伏を知る。国境の島・占守島では、通訳要員である片岡らが、終戦交渉に…

戦艦とイージス艦の違い

www.asahi.com 6月18日の朝日新聞朝刊です。伊豆半島沖で、アメリカ軍のイージス艦がフィリピンのコンテナ船と衝突しました。 イージス艦とは? 太平洋戦争以降、戦艦は作られていません。よって、イージス艦は戦艦ではありません。 イージス艦とは、イー…

義家弘介さん、ヤンキー先生も変わったなあ

「政府がおかしいことを行っている」ということを知った役人が、それを国民に伝えると法律違反になるらしい。 www.asahi.com 確かに公務員には守秘義務があります。しかし、しかしですよ。義家さん、あなた、自分の胸に手をおいてよく考えてみなさいよ。 義…

レインボーブリッジを封鎖したのは誰? 中二の息子が知らない5つのこと

わたしには、中二の息子がいます。バスケ部に入っています。郷土研究部だったわたしの息子がまさかバスケ部に入るとは、全くの予想外です。あの流川や仙道や桜木がやっていたあのバスケをうちの子がやっているなんて。スラムダンクはわたしが学生の頃の漫画…

家族がうつになったらすること

1 すぐに休職の手続きを取る 今の状態で出勤しても体や心の状態はよくなりません。本人が言いづらそうであれば、本人のかわりにパートナーや親御さんが会社に連絡してください。「主人の調子がよくない。しばらくの間お休みを取らせてください」と言ってく…

この仕事が終わったら自分へのご褒美に温泉でも行こう!と思っているあなた。あなたに来年は本当に来るの?『やがて消えゆく我が身なら』池田清彦

数年前に千代の富士が亡くなりました。わたしにとっての最強の横綱は白鵬でも貴乃花でもなく、千代の富士でした。 その千代の富士が現役時代を振り返って、 とりあえず今日一日だけ全力で稽古しよう。明日になったら休めばいいと思いつつ、明日が今日になり…

日体大と国士館

わたしには、日体大と国士館を出ている先輩がいます。ばりばりの体育会系の50代です。一人は温厚なおじさまで、一人は瞬間湯沸かし器のようなおじさまです。 このお二方、ともに両大学を代表するすさまじい寮に入っていたという経歴があります。どちらとも…

日本の新生に先駆けて散る 『戦艦大和の最期』吉田満

吉村昭の『戦艦武蔵』を読み、続いて大和関係の本を何冊か読みました。 大和の沖縄出動に動員された青年士官たちは、自分たちが戦略的に無意味な死に向かっていることに苦しみ、こうやって死ぬことに一体何の意味があるのかについて、士官室で激しい論争をし…

『終わらざる夏 中』浅田次郎

yama-mikasa.hatenablog.com 『終わらざる夏 中』読み終わりました。 片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。譲は疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指してただひたすらに歩き始めた。一方、片岡ら補充要員は…

やくみつるさんはたいしたもんです

朝日新聞6月10日の朝刊です。やくみつるさんの風刺絵とコメントがのっていました。わたしにその画像をのせる技術がないので紹介できませんが、上手なんです。これって、新聞を写真で撮ってそれを載せるしか方法はないのでしょうか。 コメントだけ紹介しま…

妻が、運転違反で警察官につかまって泣いて帰ってきた 

ある夜、帰宅した妻が青い顔で話しかけてきました。「警察に逮捕された。どうしよう、もうだめだ」と。何をしたのかと聞くと「運転違反だって。車で横断歩道上を通り過ぎたら、後ろからパトカーに止まるよう指示された。信号もないから信号無視じゃないし、…

壮絶!武市半平太の三文字切腹! 『竜馬がゆく』司馬遼太郎

三文字切腹で華麗に散った武市半平太 息子が小学校のときに買った『歴史人物できごと新事典』という本を読みました。とてもおもしろく、興味をそそる記事が満載です。その中のひとつの記事に目が止まりました。 「スゴイ根性の話」三文字切腹!! 武市端山は…

結婚生活は難しい 

妻とぎくしゃくしています。妻だけが悪いわけではありません。わたしも悪いのです。 顔を合わせる時間が長くなればなるほど、険悪な雰囲気になります。休みが重なった日などは最悪です。つねに小さな火だねがたくさんあり、うちわでひとあおぎしたら一気に燃…

戦前の沖縄の写真が見つかった。

www.asahi.com 海も空も青く、人々の歯は白い。 朝日新聞2017年6月5日(月)の朝刊です。 戦前の1935年に沖縄で撮られた写真が300枚近く見つかりました。 魚をかかげ、ほこらしげな漁師。はだしで走る子ども。路地裏を歩く和装の女性。活気あふ…

過去の男女関係を今のパートナーに言いますか? 『愛情セミナー』遠藤周作

この本で、遠藤周作は嫉妬の苦しみとして3つあげています。 一つ目は、 嫉妬の苦しみとは、人間の自尊心が最大に傷つけられた苦しみ 自分の彼女が、別の男に心変わりしたら、ねえ。トータルで見て、あなたより彼、と評価されるわけですから、ねえ。 二つ目…

右肩がじんじんと痛い

先月、体育館でバスケットボールをしました。と言ってもボールをついたりシュートをしたりという程度です。息子の試合を見ることはあっても、自分がプレイすることなどそうそうなく、少し興奮しました。 リングの高さ305cm、いやあ、高い!フリースロー…

『終わらざる夏 上』浅田次郎

1945年、夏。すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。東京の出版社に勤める翻訳書編集者・片桐直哉は45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。何も分からぬまま、同じく召集された医師の菊池、歴戦の軍曹・鬼熊と、片…

「噂の!東京マガジン」の「やってトライ」が大嫌い。

日曜昼のTBS系の番組に「噂の!東京マガジン」という番組があります。わたしはこの番組が嫌いです。 それはなぜか。2017年5月28日の朝日新聞の朝刊の声欄に、この番組を批判する投稿がのっていたので紹介します。投稿者は17歳の高校生です。おそ…

ブログを3か月続けてもわからない5つのこと

デジタル音痴のわたしですが、記事の書き方だけを覚えてブログをはじめました。毎日こつこつ更新して、ついに先日、100記事3か月達成しました!その間、多くの人のブログを見たり、調べたりして、いろいろなことがわかりました。引用の仕方、リンクの仕…

座右の書が『路傍の石』ってどうかと思っていたけど、ありかもしれない 『路傍の石』山本有三

『路傍の石』一度は読んでおきたい不朽の名作 『路傍の石』一度は読んでおきたい不朽の名作 わかりやすいストーリー 成績はトップだけど、貧乏のため進学できない苦学生 つてがないのに上京するも、葬式泥棒のおばあちゃんと生活する羽目に おススメはここ。…