読書生活 

本もときどき読みます

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

信頼関係の築き方 『負けを生かす技術』野村克也

人を教えるって難しいことだと思っています。最近テレビで「厳しい先生が子どもを指導する」というような内容の番組が放送されていました。どうも素直に受け入れられないんですよ。どこの学校にも一人はいる体罰まがいの先生。なぜ殴る、なぜ怒鳴る、なぜ言…

 『「科学的思考」のレッスン』戸田山和久 

松山千春さんの神対応 8月22日の朝日新聞です。松山千春さんの神対応を取り上げています。 www.asahi.com 出発が遅れた飛行機で、乗り合わせていた歌手の松山千春さんが歌を披露したといいます。「いらだつでしょうが、みんな苦労していますから待ちましょう…

pro移行しました

はてなブログproに移行しました 一昨日、proに移行しました。理由はただ一つ、広告を消したかったからです。ブログを始めた頃は、なんとも思っていませんでした。ところが、ブログに愛着が出てくるにしたがって、気になるようになりました。 ブログを開設し…

映画『関ヶ原』感想  

見終わって一日経過しました。今なら落ち着いて感想を書けそうです。 改ざんしたところが物語の核となっている 小早川、おかしいでしょ! 三成、初芽に手を出してますから! 原作と映画の関係 おまけ 改ざんしたところが物語の核となっている あの映画、制作…

男を落とす一言 これで絶対落ちる。

好きな男をあなたに振り向かせる魔法の言葉です。 ズバリ、性格ではなく、顔を褒めてください。男は性格を褒められても大して嬉しくありません。優しそうな人、なんて褒め言葉でも何でもない。長所をあげろと言われて困った女の子の口から苦し紛れに出る言葉…

がっかり

映画『関ヶ原』見てきました。 この話は、今日でおしまい。 勝手に一人で盛り上がったわたしが悪かったのです。 落ち込んでテレビをつけたら、24時間テレビの裏でゴッドタンスペシャルやってます。 ベッキーが出てます。 ふっきったなあ。 数年前までは、あ…

映画『関ヶ原』 原作司馬遼太郎 今から見に行ってきます! 

楽しみです。わくわくが止まらないぞ。見どころは、 島左近、直江兼続、大谷吉継の三人の勇猛果敢ぶり です。大谷吉継が裏切った小早川に立ち向かうシーンや、死に狂いの島左近隊の暴れっぷりが見たいです。陰謀や手回し、そういうのより、スカッとしたいん…

友人を見直した 

お祭りに行ってきました わたしの住んでいる地域で、お祭りがありました。お祭りは、夏と冬の2回行われます。お寺のお祭りです。毎回ぜいたくにも100円を賽銭箱に入れ、「楽しく暮らせますように」というささやかなお願いをします。 そのお祭りには屋台が多…

『関ヶ原』司馬遼太郎 石田三成に命を託した三人の武将

映画『関ヶ原』公開直前 もうすぐ映画『関ヶ原』が公開されます。原作は司馬遼太郎の『関ヶ原』です。 石田三成は、江戸時代300年の間、幕府に憎まれ続けました。三成を奸人とし続けることで、豊臣家の権力を奪った徳川家の立場を正当化しようとしたからです…

形容詞や副詞の使い方 『知的文章術』外山滋比古

文章を上手に書くコツ 「たくさん読書をする」「名文を視写する」など数年先を見越した鍛練的なものや、「とにかく書く」「力を抜いて書く」などの精神的なものについても触れられています。ここでは、その中の即戦力となりそうな技術を拾ってみました。 1 …

「弓聖」阿波研造 『日本の弓術』 オイゲン・ヘリゲル

無術の術に至る道 剣道・柔道・華道・茶道・書道‥。日本にあるこれらの「道」。道を究めようと修行に励む。その道を究めんとする描写は好きです。 夏のさかりに熊本を訪れ少年たちと剣道の稽古をしたのち、全身にしたたる汗のまま、正坐をして、先輩格の少年…

男が道路側を、女が内側を歩く理由。

集団下校 小学生のとき、集団登校をしていました。地区ごとに朝決められた場所に集合し、2列で登校する、というものです。 わたしは今、実家とずいぶん離れたところに住んでいますが、このあたりでは行われていないようです。 2列の並び方にはきまりがありま…

青春小説、青春マンガの書き方をまとめてみました。 

青春の表し方 表現の仕方 青春小説をざっと読んで、ある共通点が見えてきました。この共通点をおさえたら、青春小説(青春マンガ)が書けるようになるのでは?その共通点を踏まえ、青春小説(青春マンガ)の書き方をまじめに書いてみます。 1.友情か恋愛のど…

「泣きながら撤退」できますか? 不倫の境界線

「人が踏み行うべき道からはずれること 」 不倫を辞書でひくと、こう出ています。こわっ…。 法的には「肉体関係があったらアウト」 「行列のできる法律相談所」で北村弁護士が言ってました。肉体関係があったら不倫と認定されるそうです。 体の関係が本当に…

休みはいい

お盆休みを10日とりました。ヒャッホー! この夏休みにやったこと 何したっけ。やったことを思い出してみます。 ブログのデザインを変えました ほんとにこういうの詳しくなくて、cssって何?コピペするだけって全然できない(涙)。でも、みなさんのおかげで…

死を受け入れる

眠れない、こんな時間になった。 死ぬのはまったく怖くない。いつでも受け入れる。さあ、こい。余命一年、半年、と言われても大丈夫。 大事な人が死に直面し、悩み苦しむことの方が怖い。かわってあげたい。 ベッドの横に行き、手をにぎり涙をふく。朝が来る…

『峠』司馬遼太郎がすごい 

『峠』をじっくり読んでみた。「北越の蒼龍」「ラストサムライ」河井継之助の名言 人間とはなにか、ということを、時勢に驕った官軍どもに知らしめてやらねばならない。驕りたかぶったあげく、相手を虫けらのように思うに至っている官軍や新政府軍の連中に、…

読書の意義は、悩み苦しむ心を和らげるため 

図々しく生きていく 8月14日(月)朝日の朝刊です。「Voice声欄」に高校生の投稿がありました。 見出しは、 夏目先生 私も「牛」で行きます 高校生 東京都15歳 です。この子、とてもさわやかです。 書き出しはこんな感じです。 夏目漱石先生。初めてお手紙差…

初めての戦争文学8選 

日本の戦争文学 日本の戦争文学は、内面を見つめ、立場の矛盾を細かく書いた素晴らしい小説がたくさんあります。それに、せめて文学だけでも戦争に反対し続けるのが大切なこと。いつの時代にも、文化は政治の母ではなくてはなりません。浅田次郎 朝日新聞201…

ブログ初心者の方のために 半年間、毎日1000文字以上書き続けて感じたこと

「読書生活 think it over を開設して半年が経ちました」 というメールが、はてなブログ様から届きました。今日(8月11日)で、このブログ開設から半年になります。読者のみなさまのおかげです。ありがとうございました。 ブログを始めたきっかけは、「コン…

アドレナリンで泣ける動画

生きる力が出る動画 録画リストにある動画を整理しようと一つずつチェックして見ていたら、不覚にも涙した、という話です。 番組は『2014FIFAワールドカップ総集編 We are one サッカーでひとつに』というNHKのものです。2014年7月14日放…

上司がやる3つのこと

リーダー論をよく読みます。野村克也監督の本や、ドラッカーのマネジメント論なんかも。学生のときから読んでました。「出世してから読む本」を読んでいたわけです。それより先に「出世するために読む本」を読んでおくべきでした。せっかく蓄積した部下の心…

さびしさと死について  『定年後』楠木新

前のめりに生き、死ぬ 日本人男性は世界一孤独なのだそうです。「仕事以外のサークルがあるか」という問いに「全くない」「ほとんどない」が16.7%と他国を大きく引き離し1位なのだとのこと。たしか2位は9%だったかな?(『定年後』楠木新さんより)…

失敗や負けは人生の糧となる 『負けを生かす極意』野村克也

厳しく知的な方。野球を知らないわたしも読み入ってしまいます。野球理論の本ではなく人間教育論です。野球を通して具体的、実践的に人間を語っています。 引用ばかりになりますが、すみません。 失敗について 練習で100回中99回は取れるボール。その残…

「これ、いくらしたと思う?」という質問は、とても難しい

うちの職場で若い子が盛り上がっていました。どうやらある子が普段使いしているバックが有名なブランドものだったらしく、そのことに気付いた同僚がそのバックの値段で持ち主をいじっている、そんな感じです。 「〇〇さん、このバックいくらだと思いますか?…

おすすめ青春小説7選

とにかく青春をもう一度味わいたい! 忙しい日々を送っていると、つい青春時代を思い出したくなります。負けたくない!と必死で走っていたあの頃、好きな女の子にどうしたら振り向いてもらえるか、そればっかり考えていたあの頃、友達と自分の関係性に悩んで…

人はなぜモテたいのか?『一行バカ売れ』川上徹也

モテたい気持ち 昔はモテたくてモテたくて‥。とにかく女性にモテたかった。好きな子はもちろん、好きじゃない子にもモテたかった。美人にはもちろん、美人じゃない子にもモテたかった。女性にモテたかった!(本音を書いてしまった…)。 yama-mikasa.hatenab…

夏の表現 小説で使われている夏の表現を拾ってみました。

夏の表現や言い回しを小説から集めました。随時更新しています。 浅田次郎 安倍公房 有吉佐和子 上橋菜穂子 小川洋子 角田光代 川端康成 北原白秋 北村薫 佐藤多佳子 司馬遼太郎 城山三郎 太宰治 谷崎潤一郎 中田永一 梨木香歩 夏目漱石 百田尚樹 藤沢周平 …

せっかちは治らない

わたしはせっかちです。映画のエンドロールは見ませんし、会議が終わったあとは誰よりも早く会議室を出ます。 かといって仕事がはやいわけでもはありません。ただ、つねに何かをしていないと気が済まないという性格で、すき間時間にいつでも読書ができるよう…

人を先に、自分を後に 夏の思い出

夏の小さな思い出を一つ。 昨年の夏、横浜駅から東海道線に乗りました。電車は大変な満員で、クーラーは動いてましたが、あえぐような暑さでした。わたしの隣には、制服を着た10歳くらいの小学生が立っていました。男の子です。 わたしの前の席が空いたの…