読書生活 

本もときどき読みます

2019-01-01から1年間の記事一覧

疲れた人を救う名言

疲れた時に楽になれる言葉を集めました。 わたしのまわりには、わたし以上に不幸のどん底の人はいませんでしたが、作家さんにはけっこういまして、そういう人の存在を知って、なかなか救われました。 救われたと言っても、リアルの状況がよくなったわけでは…

肝練りにひえもんとり 薩摩の度胸試し

昔の日本には、奇妙な風習がたくさんありました。今日は、その中でも薩摩に伝わる「肝練り(きもねり)」と「ひえもんとり」について紹介します。出典は司馬遼太郎の作品から。 肝練り(きもねり)とは 薩摩にはそういう無茶な鉄砲があるらしい。 みなで輪に…

まこちゃんを救う会

先日の朝日新聞でこういう記事を見ました。 難病の真子さんを救いたい 肺移植の渡航費、両親ら募る:朝日新聞デジタル 記事によると、神奈川県の女の子(高校1年生)が、肺高血圧症という難病にかかり絶対安静だとのこと。海外での両肺の移植が必要なのです…

『私が殺した少女』沢崎のニヒルな台詞を胸に刻み込め

良質な日本のハードボイルド 原尞(はらりょう)の『私が殺した少女』を読み終わりました。年末から様々なミステリーを読んできましたが、これはおもしろい。宮部みゆきの『火車』、東野圭吾の『沈黙のパレード』とは少し違ったおもしろさです。 ストーリー…

机上からチョコが消えたら

職場のバレンタイン制度をなくしたという話 今週のお題「わたしとバレンタインデー」。はてなブログを始めてもうすぐ2年。初のお題記事です。 机上に置かれるチョコ 入社して複数の職場に勤めました。どこの職場でも、バレンタインデーの朝、机上にチョコが…

本好きのレベル

『本の虫の本』 週刊誌を立ち読みしたら、すごく興味を引かれた本があったので、めずらしくアマゾンで購入しました。その本の名は『本の虫の本』。 装丁もすごくシンプルで渋い。帯にはこうあります。 五匹の虫が寄り集まって、本の世界にまつわるキーワード…

『64』平成がもうすぐ終わる今読むべし。

『64』あらすじ 元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと匿名問題で揉める中、(昭和64年)に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。…

そこらのビジネス書より山崎豊子の『白い巨塔』を勧める理由

「それは嘘です。財前教授の只今の証言は嘘です!」『白い巨塔 p282』 BOOK・OFFで『白い巨塔』シリーズ全5冊を買って一気読み。唐沢寿明主演のドラマ「白い巨塔」の大ファンなのに、原作は未読でした。 おもしろい。ホントにおもしろい。 個性際立つ登場人…

君は宮部みゆきの『火車』をもう読んだか?

この冬休みにも何冊か本を読みました。 この読書生活の中で、もっともガツンときた本が宮部みゆきの『火車』。基本、ミステリーは苦手で謎解きにもさほど興味はありません。だから「伏線の回収がお見事」とか「トリックが秀逸」とか「終盤で何度も物語がひっ…

乙武さん扮するR2を見て感じたこと

年末のガキの使いで乙武さんが出てました。手足のない乙武さんがR2に扮するというネタです。 ムムム ムムムのわけ 『こんな夜更けにバナナかよ』 「障害」表記か「障がい」表記か ムムム 「障害者を笑い物にするな」なんて意識は全くありません。むしろその…

2019 本屋に言いたいこと

近所の駅ビルの本屋で立ち読みしていると、わたしのいる場所に1組のご高齢の夫婦が来ました。どうやら探している本があるみたいです。 おじいちゃんには欲しい本があるみたいですが、おばあちゃんはその本の購入に乗り気でない様子です。ないよ、いらないよ…