テレビで芸人が、
「200人の劇場を単独ライブで埋めるのが大変で…」
という話をしていました。一昔前なら、なにもひっかからないセリフですが、今は違います。でしょうよ。そうでしょう。
アクセス数を気にし始めて、書けなくなる
最初はひたすら書くことばかりを考えていましたが、3ヵ月ほどたってから、アクセス数を気にするようになりました。一日に100人ほどアクセスしてもらっていると知り、嬉しくて嬉しくて。
それから、ダメですね。アクセス数を気にしてしまうようになりました。アクセス数を気にするということは、「どんなことを書けば読まれるのか」「みんなはどういう情報をほしがっているのか」という読者目線を考える必要が出てきます。すると、当然ながらそれは「自分が書きたいこと」と違ってきます。「自分が書きたいこと」を「読者が読みたがっていること」によせることができればいいのですが、そうするとただでさえ下手な文がますますひどいことになります。
「自分が書きたいこと」がアクセスを集め、「読者が読みたがっている(だろう)こと」がほとんど読まれないという謎
アクセス数を増やすため、「自分が書きたいこと」は置いといて「読者が読みたがっている(だろう)こと」を書きました。そのときに話題になっていることを探し記事にします。新聞や雑誌を見て書いた記事がこれです。
世を賑わせている「不倫」ネタです。これが、まったくダメでした。「北川景子さんに迫られて、泣きながら撤退する自信がない」という中身の薄い記事なので、いたしかたありませんが。でも、ベッキーさんや矢口さんや政治家の不倫ネタ、あんなにうけてるから、もう少し読んでもらえると思ったのになあ。
次です。これもダメでした。政治の話を熱く書いていた頃がありました。政治の腐敗に怒るブロガー!なんの説得力もなし。
ということで、わたしの「狙った記事」はまったく読まれていません。
そこで、原点回帰です。自分の書きたいことを書く。気に入った本の感想を書きました。これがなぜか読まれました。例えばこれです。
この本、ほんとにいい本なのですが、いかんせん知名度が低いのです。反応も期待せず書きました。そうしたら、たくさんの人に読んでいただきました。
この本もそうです。この工藤さんという医師、ただものではありません。
今は、「アクセス数を狙っても書いてもアクセス数が増えないから楽しくない」ので、「(ほのかにアクセス数を気にしつつも)書きたいことを書く」というスタンスでパソコンに向かっている毎日です。「ブログ迷子」と書きましたが、案外楽しいです、このブログ生活。
200人をなめるなよ
冒頭の芸人のお話です。ブログで200人のアクセスを集めるのも大変なのに、「お金をはらってもらって自分の芸を見てくれる人を200人集める」というのはとてつもなくすごいことだと思いました。名前を知ってもらい、芸を知ってもらい、お金と時間を払って来てもらう、これはすごい。
ミュージックステーションを見ていたら、安室奈美恵さんがドームツアーで40万人近く集めたと聞きました。40万人!信じられません!過去には、EXILEのCDが500万枚売れたといいます。うそ!
息子の好きなユーチューバー、以前は「アホか」と思っていましたが、チャンネル登録数が100万人規模と言うことを知り、驚きました。何はともあれそういう方々は「アホ」ではありません。「アホ」に100万人をあつめることはできませんから。ブログをはじめてから、千とか万とかいう単位に敏感なりました。