吉村昭の本をここのところ立て続けに読んでいます。その感想をこのブログにあげています。こんな感じです。
本に引き込まれてずぶずぶになる感覚を味わえてここちよいのです。読み終わったあと一気に感想を書きます。書くために読むのではなく、読むの後におまけで書く、です。
なので、 アクセス数を見ると全然です。「でしょうねえ(笑)」という感じです。こんな記事を一人でも読んでいただけているだけでも、ありがたいことではあります。
ストックしておいた吉村本も尽きました。まだ読んでいない吉村本もあるので、新しく買おうとも思いましたが、「逃げる」「餓える」「熊に襲われる」という吉村本の必殺ストーリーに少し陰々滅々とした気分になっているのも事実です。最近話題の本でも読もうと思い、本屋に行きました。
どの本を読もうかと、ずらっと並ぶ本を眺めます。立ち読みではなく買いに来たわけですよ。いざとなると決められません。
本の帯に目がいきました。「映画化決定!」と書いてある本が並んでいます。なに?映画?よからぬ考えが浮かびます。
映画化が決定している本を読み、その本の記事をブログに書く。そして公開された映画を見てその感想もブログに書く。過去にこの作戦で少しだけアクセス数が上がったことがあります。名付けて「原作と映画」作戦です。
以前、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』という映画がありました。その時、この作戦やったんです。原作を読み、映画を観る。
これが映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の原作の感想です。そして、映画の感想がこれ。
「なんだよ、ブックマークが7つしかないじゃないか」と思った方、いるでしょう。ブックマーク数とアクセス数は必ずしも比例しないのです。このナミヤ映画の感想記事、わたしの全記事の中で一番読まれました。先日書いた、この作文技術の記事は、ブックマークを30(ありがとうございます)いただきましたが、このナミヤの記事の方がはるかに読まれています。
この「原作と映画」作戦、ナミヤ以外にも『関ヶ原』と『アウトレイジ』でも行いました。この顛末はこちらにまとめたので、お読みいただけたらと思います。
話をもとに戻します。読む本が見つからないので「原作と映画」作戦を決行しようと思い、帯に「映画化」と書かれている本を探しました。
『空飛ぶタイヤ』池井戸潤 公開日 2018年6月15日 あと7ヶ月もあります。わたしせっかちなので、そんなに待てません。
『火花』又吉直樹 もう公開してる!
もうすぐ公開の原作本を探しました。ありました。『悪と仮面のルール』中村文則です。1月13日公開です。ちょうどいい。買って家に帰り、読みました。
読みましたよ。さあ、書くぞ。えーと、
邪の家系に生まれた主人公。思いを寄せる女の子の香織さんがお父さんに辱められ苦しんでいる。助けるために殺す。家を出て、自暴自棄になり整形し別人になりすまし生きる。香織のことが気になって、優秀な探偵と一緒に探し調べる。その頃、テロが起こり、邪の家系の‥
まったく書けない。「邪の家系」ってそもそも何?この本が悪いわけでも、この作家さんが悪いわけでもない。不純な動機で本を手にしたわたしが悪いのです。
そもそも、関ヶ原もナミヤも原作が好きでした。だから、それらの「原作と映画」作戦はそこそこうまくいったのです。
読書の幅をひろげたい。週末、また本を探しに本屋に行こう。誰か、おもしろい本教えてください。『ジェノサイド』はすごくおもしろかったです。