トラブルと真正面から向き合って自分を成長させるより、トラブルにぶつからないように、それらを事前に察してよけることに全精力を傾けてきました。今では、身にふりかかる災難をある程度予測することができるようになりました。渋川先生のようなものです。戦闘能力はほぼないですが。
災難やトラブルから逃げてばかりいて、何も積み重ねてこなかったので、当然地位もお金もなく今に至っています。「思ったようにはならないけれど、やったようにはなる」という名言が身に染みる今日この頃です。
こんなわたしですが、今までの人生をひっくり返すような宝くじ的な出来事が明日にでも起こることを心のどこかで期待しています。その心の声をこのブログで何度か書きました。
「今の人生はすべて下積みなのかもしれないよ」
「やっててよかったな、という日がきっとくる」
先日、ひふみんカレンダーのあるページを見て驚きました。
人生で一番幸せな瞬間は、これからやってくる。
加藤一二三さん、名棋士です。わたし、将棋好きなのでこの方知っています。多くのタイトルをとってこられた方なんですよ。もう、数え切れないほどすてきな瞬間を味わっているはずです。その方が、わたしと違う視点から同じようなことを言っているので驚きました。
小さい字です。読みやすいようにここに書き写します。
「今までの人生で幸せの絶頂だったときはいつですか?」と聞かれたら、私は「ありません」と答えます。将棋で有名になったことはたしかにうれしかった。でも幸せの絶頂だとは言えない。だって、一番幸せな瞬間はこれからやってくるかもしれないですよね。現役を引退したから、年を取ったから、もう幸せが訪れないなんてことはないんです。もっともっと幸せなことが未来に待っているかもしれない。私はそう思って、毎日を喜んで生きています。
幸せなことはあったけど、もっと幸せなことが訪れるかもしれない、と、ひふみんは言います。わたしもそう思います。