税金対策って何さ
ある作家のエッセイを読んでいたら、「税理士から『車を買ってください』と言われた」と書かれていました。大金持ちは税金対策のためによく高級車を買うそうだけど、どういうことでしょう。羨ましすぎる。
ということで、『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』を読みました。本の題名が長い!
バカわかりやすい。だってマンガですから。
分厚いけど、マンガなのでサクッと読めますよ。会社員やめてフリーになった女性の質問に、時に優しく、時に厳しく、税理士が指導してくださるという話です。まさにブロガー必見。わたしもその時のために知識を蓄えておきますか。
税金対策は売り上げと経費の関係から起きるもの。
税金の一丁目一番地が所得税。その所得税は実際の売上にかかるものではなく、売上から経費を差し引いた所得にかかるものなのだそうです。所得=売上-経費ということね。
300万円の売上があったとして、そこに文を書くために使ったパソコンや取材に行くために乗った交通費など、これが経費。この経費が100万円かかったら、300万円から100万円ひいた200万円が所得になります。300万円にかかる所得税より、200万円にかかる所得税の方が安いことになります。
この本では説明はここまで。先ほど交通費は経費って言ってたでしょ。ということは、車を買ってそれを経費ということにすれば所得は低くなり、結果所得税も安くなります。
ちなみに、先の作家さんは、自分用だけでなく奥様のモノと合わせて外車を2台購入されたとのこと。ということは合わせて1000万円は楽に超えるでしょう。経費を1000万円以上計上しても所得税が安くなるってことは、売上がどれだけ凄いか想像できますね。寝られないくらい羨ましい。
わたしは、先日どえらいことになった横浜に本社がある某国産メーカーの大衆車を7年近く乗っています。ディーラーの買い替えの勧誘を無視し続け、もうすぐ10万キロになる。
これだけ乗れば愛着も湧きそうなものですが、そんなもの全くありません。買い換えないのは、車に愛着があるのではなくお金が無いからです。愛着もお金もありません。わたしから税金を取らないでほしい。