読書生活 

本もときどき読みます

熱が出たら、PCR検査をすぐ受けた方がいい。

 先週の日曜日(18日)の夜、だるさを感じて熱を測ったら、38.4度ある。いつもなら「明日は休むか」となるのだが、今は違う。熱で休むということは、コロナ疑惑がかけられるということで、なるべくなら避けたい事態だ。解熱剤を飲み寝ることにする。今、考えると、この時点で地域のPCR検査を受けられる診療所を探すべきだった。

 翌朝、熱は36.5度に下がったので出社した。会社に着いた頃からフラフラする。解熱剤の効果が薄れてきたようだ。

 今週の予定について、8時半から上司2人と打ち合わせ開始。汗が体中から出て朦朧としてくる。自分が喋っていることもよく分からない。私の絶不調になんら気付く様子のない2人。最後に「何かある?」と上司に問われ、「実は…」と切り出した。だが、次の言葉が出てこない。発熱した体で出社してしまったことの気まずさから、熱があると言い出せず。でも、数週間後にここでクラスターが発生したらどうする?という声も(私の中で)する。

「私、実は発熱しておりまして…」

 上司2人は、「なぜ来た、あなたらしくない。早く帰りなさい」と連呼した。あなたらしくもない、というのは、万事適当な私の仕事に取り組む姿勢を見続けている上司の本音のようだ。「今日のことも明日のことも何とかするから」と言いながら、内線電話をかけ始め、我が社の応援部隊と連絡を取り始めた。

 家に帰って横になった。疲れていたようで、よく眠り、夕方起きて、行きつけの病院の予約をネットでする。妻に連絡すると、早く検査をしてもらった方がいいとのこと。病院の予約をしたことを伝えると、PCR検査の有無について聞いてくる。ネットで予約したから分からないのでその旨を伝えると、しばしの沈黙とため息の後、「あなたの予約は病院では単なる花粉患者と同じ扱いになってるし、突然高熱のあなたが行ったら向こうも迷惑するし、そもそも急を要するこの事態になんで寝ていられるのですか?」とたたみかけられた。高熱で横になっていて怒られる私。妻が言うには、とにかく今すぐ電話をかけまくり、どこかでPCR検査を受けて陰性だと証明しないと、今日職場で話した上司2人が濃厚接触者となり、今後、出社できなくなる可能性がある。すでに、あなただけの問題ではない。というか、ありえない、とのこと。ハンバーグの美味しい妻が、とても厳しい😭。

 電話を切った後、妻は、地域のPCR検査をしている診療所をスクショで送ってきた。その時に言うセリフも添えて。「39度の熱が昨日から止まらない。頭も痛いし、体の節々が痛い。喉も痛くて話すのが辛い。しかも、今日出社してしまった。PCR検査を受けさせてほしい」妻の言う通りに電話した。すると、「どうして今日出社したんだ、どうしてもっと早いうちに連絡をよこさなかったんだ。」とその診療所にも怒られた。寝てたんですよ。頭が痛くて熱もあって😭。明日の朝9時、診療所の駐車場に着いたら電話しろ、絶対診療所の中には入るな、保険証持って来い、結果は混み具合にもよるが、かかっても1時間弱だろう、結果が出たらすぐに職場に連絡しろ、とかなり強めに言われ、さらに落ち込んだ。この日の夜はハルシオンを3錠飲み、8時には寝た。

 翌朝、目覚めると38.4度。頭が痛い。検査前に薬を飲んだらよくない、と思い我慢し、診療所へ行く。

 8時50分、診療所に着いたものの、駐車場がいっぱいで止めらない。付近を車で流し、駐車場に空きができたところで車を止めて、言われた通り電話をした。

 検査の手順はこんな感じ。

①「新型コロナウィルス検査患者及び症例チェックリスト」を記入する。

 氏名、生年月日、住所、行動履歴を書く。行動履歴と聞くと少し構えてしまうけど、コロナ患者(確定)と接触したか?14日以内に流行地へ行ったか?の2点だけなので、安心してほしい(陽性になったら知らないけど)。神奈川県民だし流行地と言っても…。この土日に行ったのはブックオフだけ。あそこがまずかったのか?

②完全防御の女性の後をついて行く。

 上下水色のつなぎに、何かをかぶってる。近所の目が気になる。

③鼻に綿棒を突っ込む。

 診療所の玄関が検査室になっていた。玄関四方全てにビニールが貼られ、中に入ることはできないようだ。先と同じ服を着た先生が綿棒を持ち、待つ。綿棒はそんなに奥まで入れられなかった。

④車で待つ。

 検査結果は30分ほどで分かるから、車で待つように言われた。周りを見ると、私と同じような人ばかり。カードを書く人、診療所に連れて行かれる人、スマホをいじっている人(結果を待っているようです)。

⑤呼ばれて結果を告げられる。 

 紙でもらう。陰性。

 すぐに会社に連絡した。いぶかしむ上司のスマホに、報告書の写真も送った。検査料金は2200円。

 

 熱が出たら、とにかくPCR検査を受けた方がいい。がんばって会社に行っても、なんで熱があるのに来たんだよ!とぶちギレられてもおかしくない。同居家族に高齢者や基礎疾患のある方がいたら、コロナにはならないように、と充分気をつけているはず。また、コロナ検査は案外簡単に受けられる。自分の市町とコロナ検査でググれば一発です。陰性でも、絶対じゃないからしばらく休むこと。

 

 追伸。その後も熱はなかなか下がらず、2度目のPCR検査を経て、出社したのは発熱後11日目、29日(木)。いつの間にか、オリンピックが始まっていた。内村くんが鉄棒から落ちたらしい。ゆっくり休んでほしい。謝らないで。君は悪くないよ。スーパースターなのだから。