読書生活 

本もときどき読みます

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「キャッチコピーなら俺でも作れんじゃね?」と思う奴は『毎日読みたい365日の広告コピー』を読んで頭を冷やせ。

コピーライター恐るべし。 「小説は無理そうだけどキャッチコピーならいけんじゃね?」と思ったことがある人は、多いのではないでしょうか。確かに原稿用紙何百枚もの小説を書き上げるのは、(作品の出来不出来はともかく)それだけで常軌を逸した所業だと思…

「エモい」考

藤原道長の『望月の歌』からちょうど1000年 藤原道長のあの有名な歌、 「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の欠けたることもなしと思へば」 京都新聞によると、藤原道長が「望月の歌」を詠んだのは旧暦の1018年10月16日。2018年11月23日は旧暦の10月16日にあた…

結婚する君へ贈る言葉

わたしの同僚で後輩でよき相棒のI(30♂)が、今日、結婚式を挙げた。おもてなしの心に満ち溢れた穏やかな結婚式だった。おめでとう。そんな君に結婚にまつわる名言を贈りたい。 結婚したその日に、運命の人に会う。『マーフィーの法則』 結婚よりもさらによ…

『脳科学者の母が、認知症になる』は、脳科学の理論と介護実践の融合したアルツハイマーの骨太書。

「現役の脳科学者が、認知症になった母を介護する」話です。 認知症になったのは元脳科学者のおばあちゃんなのか、それとも現役の脳科学者のお母さんなのか、この題名では判断がつきません。 バリバリ活躍していた脳科学者が、アルツハイマーの進行とともに…

来年5月の10連休をつぶそうとしている奴の口を塞ぎたい

もともとのゴールデンウィークに、即位の礼と改元を組み合わせたことで、来年の5月に10連休が誕生するとのこと。 わたしにとっては、これ以上ないハッピーニュースですが、この10連休に反対する声が少なからずあるらしい。 www.asahi.com この記事には、海外…

『滑走路』 「平成を知りたかったら彼を読め」のちにそう呼ばれる歌人、萩原慎一郎の最初で最後の歌集

平成も残すところ2年弱という2017年6月、1人の歌人がこの世を去りました。名前を萩原慎一郎といいます。 有名私立中高一貫校でいじめを受け、歌人を志すも非正規として働き、32歳で自ら命を絶ちました。彼の死の半年後、歌集「滑走路」が発表されました。…

「おまえらみたいな奴らが子育てしてっから、ロクな大人が育たねえんだよ」

先週、先々週と続いた怒濤の仕事ラッシュがようやく終わり、わたしの業務はいつもの開店休業状態に戻りました。本屋に無目的によりだらだら立ち読みする。至福の時間ですね。 するとだ。隣で声がする。この文章のお題にもした、なかなかシャープな一言。 電…

『アフリカのことわざ』は人類みな兄弟を再確認する希望の書

最近、日本もアメリカも移民問題でもめている。アフリカから来た留学生が、バスケの試合中に起こした審判への暴行も記憶に新しい。 アフリカから来た彼を悪者にする前に、彼のことをよく知ろうとする必要があるだろう。よく知らないものを悪く思いがち、どこ…