これをご覧ください。なんだか分かりますか?
わたしには、男性器にしか見えませんが、どうでしょう。広辞苑の挿絵です。
広辞苑をみなさんは使いますか?わたしはスマホで検索しますが、それでも分からない時には広辞苑を使います。なかなか重宝します。
今日も調べ物があって、パラパラと広辞苑をめくっていたら、意外と広辞苑に使われている挿絵が美しいことに気づきました。挿絵のタッチが違うので、1人で描いているわけではないようです。詳しくは、ここにあるのでご覧ください。
https://dailyportalz.jp/kiji/180626203239
この記事にもありますが、最初大きな絵を描くらしいのですが、広辞苑の挿絵サイズに凄まじく圧縮されて印刷されるので、細かく描いても潰れるんですって。だから、大きく、点描みたいに描くのだとか。
今回は、何百とある広辞苑の挿絵の中から、わたしの目に止まったおもしろ挿絵を紹介します。
牛頭馬頭(ごずめず)
このコミカルな鬼、おもしろくないですか?牛頭馬頭と書いて「ごずめず」と読みます。広辞苑によると
「地獄ので獄卒で、牛頭人身のものと馬頭人身のもの。」
だそうです。説明は1行なのに、挿絵はなかなかのスペースとってます。物騒なもの持ってますから、コミカルな動きですが、出会いたくはないですね。
轆轤(ろくろ)
ろくろ、今でもありますよね。回転運動をする器械です。パターンはイ、ロ、ハ、二、の4種類ありまして、このイラストはそのうちの「ロ」です。
「木地細工などで円い挽物を作る工具。綱や革紐をまとった軸を横に設け、その端に取り付けた鉄製の爪に、粗挽きした材料の木地を固定し、軸を回転させながら、轆轤鉋(ろくろがな)で材料をえぐり削りとるための道具。」
とあります。単純に勉強になりましたが、隣で応援しているちびっこのハイテンションぶりが可愛らしくて。お尻がかわいい。
博多獅子
ちなみに冒頭の卑猥なイラストは「博多獅子」です。と言っても分かりませんよね。卑猥なイラストではなかったようです。では、博多獅子とはなんでしょう。広辞苑によると、
「博多で売る獅子頭の玩具。」
説明はこの1行だけ。意味が分かりません。獅子頭とは、獅子舞いで使う木で作った獅子の頭ですって。どこが獅子の頭なの?お面になってないですよね。博多の人、教えてください。