読書生活 

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こういう記事は読んでもらえない

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読んでもらえない記事とはどういう記事か  

 山口文憲という方が書いた『読ませる技術』という本を読み、ブログを書く気が失せました。書きますが(笑)。

 山口さんは「些末な作文技術よりも内容だ!」と言うわけです。そんな文章、誰も読まないよ、と。

 

 ブログ管理人の中には「好きでやってるんだからいいじゃないの、ほっといてくれ」という方もいるでしょう。そういう方は以下のくだりは関係ありません。

 これから書くことは、わたしが言っていることではありません。山口さんというこの本の著者が言っているのですよ。職業はもちろんライターです。文章のハウツー本の中では、名著と言われているようです。

 

わがままな文章は読んでもらえない 

 わがままな文章とは、作文技術の拙い文章ということです。さっき言ってたことと違うじゃないか、という声が聞こえてきそうです。些末な作文技術より内容じゃないのか、と。まあ、そうなんですが…。

文章の基本や仕組みに対する、アマチュア文筆家たちの無関心と尊敬のなさには、じつに驚くべきものがある。野球の世界では、草野球もリトルリーグも、みなプロと同じルールでゲームをしているはずだが、こちらはそうではない。公認ルールとはまったく違うやり方で文章を書こうとする人がいる。というか、ルールやしくみを知らない人、または知る気のない人が、平気でバットを振り回している。

とのことです。ルールは知っておきなさい、と言います。

 

偉そうな記事は読んでもらえない

 引用します。

はたから見れば「ナニ様のつもり」的な文章を書くことになる。それを一般に説くのは、せめてノーベル賞をもらってからにしてください。とにかく身のほど知らずな話はよしましょう。みんなの中で当たり前になっていること、たんなる正論を書いてはいけません。司馬遼太郎にかこつけて、「明治の日本人」本田宗一郎をかこつけて「ものづくり日本」ビルゲイツで「情報革命の時代」、というようなオヤジ雑誌の受け売りはやめなさい。

 お前が言うな、という文章です。ああ、耳が痛い、胸も痛い。でも、ブログのほとんどがこれですよね。普通の会社員が上司の仕事術について書いた記事を見つけました。こいつ、何様だ!ヒラのお前が言うんじゃない。 

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苦労話は読んでもらえない 

 説教臭いというか、偉そうというか。あなたに言われなくてもわかっているわい、ということのようです。

 引用します。

たとえば、親をなくす、という体験はどうでしょう。たしかに、ご本人にとっては重大な体験でしょうけど、よく考えてみてください。親をなくすなんて体験は、親より先に死ぬ人以外は誰でもするんです。戦中から戦後の一時期「私」はいうにいえない苦労をした。これもよくあるテーマですが、この時期、日本人はみんな苦労をしています。こうした体験は、いわば国民的な記憶として日本人すべてにあるものです。

 なるほど、いますよね。アル中の父親に愛想をつかして母親と夜逃げした、なんていうどこにでもある話を書くブロガーが。 

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言い古された社会への不満は読んでもらえない 

 「横断歩道に人が立っていたら車は止まれ」とか「成人式で騒ぐな」とか「車内で化粧をするな」とか「図書館では静かにしろ」とか…山ほどあります。

 引用します。

 「車中のマナーを知らない母子」というのは投書の定番です。もうこの話を何度聞いたかわからない。私も実際に同じ体験を一度ならずしています。今でも思い出すと不愉快になりますか、私にも告発する資格はあるのでしょう。でも、私はその話を書きません。なぜか。ひとことで言えば、私の手に余るからです。

 私には、この話をうまく書く自信がありません。ハードルが高すぎます。だから判断としては、これは「書けない」になるんですが、同じ文章がくりかえし出てくるところを見ると、世の中にはこれを「書ける」と判断する人がたくさんいるわけです。

逆にとらえると、まだ誰も言ってない文句を書けばいいのです。ほら、なんかおかしいとは思うんだけど、これ、わたしだけ?というようなことです。具体的には…わかりませんよ。あればわたしが書きます。

 

自分史は読んでもらえない

 これについてはですね、気持ちわからなくはないんです。人生で一冊くらい本を書きたい、という思い、わたしにだってありますから。でも、これにすごく厳しい。

 引用します。

冷たいことを申し上げるようですが、他人はあなたの人生に関心などありません。それは、あなただって同じはずです。それにしてもわかりません。「私の人生なんて、ひと様にお話するほどのもんじゃありません」というまっとうな感覚を欠いた人が、なぜこうも多いのか。 

 

 じゃあ、どういう記事が読んでもらえる文章なのでしょうか。わたし、少し考えてみます。読者ファーストねえ。 

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