文章の書き方
作文技術を紹介した記事の中で、みなさんに多く読まれたものをまとめました。もちろんわたしも修行中です。自分のことは棚に上げて書いています。
点の打ち方
たいていの人は「点を多くうちすぎる傾向にある」と言われています。点をうつ場所に悩む方は必見です。
例えば、
インターネットのことを何も知らない中高年はもちろん日頃からSNSなどでネットに親しんでいる若者もピコ太郎の大ブレイクには驚いた。
この文章に点をうつとしたら、あなたはどこにうちますか?という話です。
修飾語の使い方
修飾語の順番について書きました。複数の修飾語がある場合、どの順番でその修飾語を並べるか、という話です。
例えば、「紙」という単語に対して、
「白い」「横線の引かれた」「厚手の」
という3つの修飾語があるとします。どうやって並べますか?
「白い」「横線の引かれた」「厚手の」紙
「横線の引かれた」「白い」「厚手の」紙
「厚手の」「白い」「横線の引かれた」紙
…まだまだあります。迷う方は見てください。コツは、「長い修飾語を先に持ってくる」です。上の例で言うと、2番目の文章です。
全角か半角か 漢字か数字か
みなさんは、西暦を書くとき「2018」と書きますか?それとも「2018」と書きますか?
また、「理由はふたつあります」と書きたいときはどうしますか?「理由は二つあります」と書きますか?それとも「理由は2つあります」と書きますか?
縦書きと横書きで変わってきます。同じ新聞でも、配達される実際の新聞は縦書きですが、ネット配信されている新聞は横書きですよね。これを書いてから、広告や文書などの表記を気にして見るようになりました。
書評・感想文の書き方
「読書生活」などという大それたブログ名ですが、上手な書評が書けません。そういう問題意識をもちながら読んだ本に、こう書いてありました。
この本によると、書評というのはただ感想を書けばいいというものではなく、二項対立を意識して書くとよいとのことです。
例えば、
この本で書かれているテーマは、世間ではこう思われているが、この著者は違う視点でとらえている。具体的には…
のように、「ふつう」と「著者」の間に線を引いて二項対立にもっていくか、
この本で扱われているテーマを、著者はこうとらえているが、わたしの考えは違う。具体的には…
のように、「著者」と「わたし」の間に線を引いて二項対立にもっていくとよい、とのことでした。
NG表現 こういう表現はやめましょう
紋切型
雪のような白い肌、喜びを爆発させる、がっかりと肩を落とす、こういう紋切型の表現はやめましょう、という話です。ただ、字数が制限されている場合はとても有効な表現方法だと思います。
体言止め
あまり使うと下品になりかねないですよ、という話です。ただ、「絶対だめ」ではなく、たまにはありだと思います。
思う
「思う」という表現は腰の引けた表現だとよく言われます。でも、そんなに言い切れる話などありません。ここでも「思います」を何度も使いました(汗)。断定できないけど思うはあまり使えない、そういう場合どうしたらいいでしょうか、という話です。
こだわる
何々にこだわりを持つ、という言い方をよくします。こだわりという言葉はとても便利な言葉だけれど、安易に使わず別の言葉を探そうとすると、物事がよく見えてきますよ、という話です。