文章を上手に書くコツ
「たくさん読書をする」「名文を視写する」など数年先を見越した鍛練的なものや、「とにかく書く」「力を抜いて書く」などの精神的なものについても触れられています。ここでは、その中の即戦力となりそうな技術を拾ってみました。
1 同じ言葉を繰り返さない
400字原稿用紙に同じ語を2度入れないとのこと。別の言葉で言い換えましょう。
2 1文は短くする
「が」は使わない方がいいようです。「が」を使わないようにすると、1文は短くなります。1文を短く書けるようになったら、短い文章の間に長い文章をまぜるとよいとのことです。「文章は単調を嫌う」、文末の「です」や「ます」の繰り返しもやめましょう、とのことです。
3 形容詞や副詞を乱用しない
例えば、「案外」「豊かな」「立派な」「新たな」などの言葉です。これらを使わなくても意味は変わらない、逆にすっきりする、といいます。
4 1つの記事に書きたいことは1つにする
読後感がよくない記事にはいくつか理由があります。たいていは、多くのことをつみ込みすぎとのことです。何が言いたいの?と聞かれたら、「〇〇です」と一言でいえるような文章にしましょう。
5 円を描くように書く
最初に結論を書く。そして、理由やたとえ話を経由して、最後にまた結論にたどり着く。 こうすると、読み手の心にすとんと落ちるようです。
これ、繰り返しますが、わたしではなく外山さんが言っていることです。外山さん、最近、書く本が連続して本屋に平積みにされています。おもしろいですよ。後半から文章の書き方ではなく、どう生きるかという話になります。そちらはそちらで楽しく読ませていただきました。