読書生活 

本もときどき読みます

子どもに読書をさせるにはどうしたらいいの? 

 なにかと話題の「週刊文集」に、伊集院静さんの「悩むが花」という人気コーナーがあります。読者の質問にときにバッサリ、ときに真剣に、ときにユーモアたっぷりに答えてくれます。蛭子さんの「ゆるゆる人生相談」とは大違いです。 

ーyama-mikasa.hatenablog.com

 蛭子さんは知りませんが、伊集院さんのコーナーは本になっています。売れています。

 「週刊文春」の6月29日号に、読書についての質問がよせられました。45歳の女性です

 一日の読書時間が0分の大学生が5割という調査結果がニュースになっていました。我が家の息子も本はもちろん新聞すら読みません。成績の悪い子ではなかったのですが、いくら「本を読みなさい」と言ってもダメ。どうしたら本に興味をもってくれるのでしょうか。

 このブログでも何度か「読書はしないといけないの」という記事を書きました。似ている話題なので、とても興味深く読ませていただきました。伊集院さんはこのように答えています。

 そうですか。大学生の息子さんが本を全く読みませんか。

 でも、お母さん、大学生が本を読まないのは今に始まったことじゃありませんよ。お母さんが息子さんに読んでほしい本がわかりませんが、20歳前後の若者が、小説、詩歌、哲学書なぞ必要がないかぎり手に取りませんよ。どうしてですかって?他におもしろいことがあるだろうし、小説でいえば小説を読む楽しみを知らないからです。もちろん、本を読むことでその人が得るものには、人が生きる上で大切なものがあるし、いろんな人の生き方を知ることにもなります。でも、そのことを口でいくら言っても、そう思ってはくれんのだよ。息子さんが、本当の苦悩、辛苦に出逢えば、読む日が来ます。ともかくずっと本を読んでほしいと言い続けなさい。まともな男なら、母親の言うことをいずれ実行しますから。

 なるほど。伊集院さんなら、「本など読まんでいい!」と一喝するかと思いきや、そうでもないんですね。本を読むことで、「人が生きる上で大切なものやいろんな人の生き方を知ることになる」と伊集院さんは言っています。そして、「そのことを口でいくら言っても、そう思ってはくれんのだよ」とも。

 みなさんは、「読書はしないといけないの?」と聞かれたらなんと答えますか? 

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