昨日、「10年ぶりに一泊二日のキャンプに行ってきたよ」という記事を書きました。これです。
この記事は、帰ってきてからすぐに書きました。今回の話は、その後の打ち上げの話です。キャンプ記事は読まなくてもまったく問題ありません。
打ち上げに行きました。場所は、勤務地の近くの駅前にあるおいしい餃子屋さんです。その餃子屋さんには年に2~3回行きます。
その打ち上げは、先週から新しく職場に入った方の歓迎会も兼ねていました。わたしはキャンプで疲れ果てていたので、うとうとしていました。うとうとしていると「とーごーたーん」「ぜっとき」‥などの言葉が聞こえてきます。「ねえ」と肩を揺すられ起こされると、その歓迎会の主役である新しい仲間が(30代半ばの男性です)、わたしの胸元をさして「それ、ゼット旗ですよね」と話かけてきます。
わたし、その打ち上げに横須賀で「戦艦三笠」を見に行ったときに買った、「TOGO TURN」のTシャツを着ていきました。
これです。
胸元には、日露戦争での日本海海戦主力艦「戦艦三笠」が、その艦長の東郷平八郎の指示のもとに取った動きである「東郷ターン」がゼット旗とともに描かれています。といっても、どーんとあるわけでなく、さりげなくこっそりとプリントしてありまして、ふつうはどこかの国旗と勘違いされます。
はじめて「東郷ターン」を指摘された嬉しさでテンションがあがり、ゼット旗や東郷平八郎、秋山真之についてひとしきり盛り上がりました。その方が『坂の上の雲』についても熱く語ってくれました。わたしも含め、ふむふむと聞いていたのです。
すると、その餃子屋さんのおかみさんが、話しかけてきたんですよ。「わたし、この夏、松山に行ってきました」と。おかみさんが言うには、そのご主人が道後の出身で、娘さんもそちらに就職したとのこと。ご主人の影響で『坂の上の雲』が大好きで、ミュージアムにも行ってきたとのことです。
何というミラクル。わたし、20年以上このお店に通っていますが、話しかけられたのは初めてです。おかみさん、わたしと同じように横須賀にある戦艦三笠にも乗ったことがあるとのことでした。楽しい夜になりました。