広辞苑が改訂するってよ
朝日新聞10月25日の朝刊です。
10年ぶりに、広辞苑が改訂されるとのことです。今度の改訂で第7版だそうです。わたしが愛用している広辞苑はこれです。
今から25年前に買いました。古いんですが愛着ありまして。このブログでもたびたび登場しています。「共布」を調べましたね。みなさん、「共布」読めますか?
先の朝日の記事によると、
岩波書店は24日、広辞苑を10年ぶりに改訂した第7版を来年1月12日に発売すると発表した。1万項目を追加し、計25万項目を収録する。「がっつり」「のりのり」など若い世代が使う口語を加える一方、「給水ポンプ」「スーパー特急」など時代の変化で説明が不用になった言葉は削除した。
とあります。
変更例というものが表にまとめられています。
今回の改訂で削除された言葉
記事にある「給水ポンプ」や「スーパー特急」の他に、「書留小包」「案の如く」などの言葉が削除されたとあります。
これらの言葉がわたしの愛用する第4版にのっているか調べてみました。
まず、「給水ポンプ」から。ありました。
「給水ポンプ」給水に用いられるポンプ
ですって。
次、いきます。「スーパー特急」。あれ?ないよ。ない。ないって。
次、「書留小包」。ありました。
「書留小包」書留郵便の手続による小包郵便物
最後、「案の如く」。ありました。
「案の如く」考えていたように。推量のとおりに
新たに収録された言葉
新しくどういう言葉が収録されたかというと
「日本語として定着してきた言葉」を厳選。広く口語で使われている「がっつり」などを収録したほか、「クラウド」「フリック」といったIT・ネット用語、「火砕サージ」などの自然災害・地球科学関連語、「赤塚不二夫」などアニメ・漫画といった分野を重点的に扱った。
だそうです。この記事には『広辞苑の変更例』として、新たに収録した言葉や、削除した言葉、収録を見送った言葉などが表になってのっています。
上記の「クラウド」「フリック」「火砕サージ」「赤塚不二夫」以外にもこれらの言葉が新しく収録されました。それら「今回収録された言葉」をわたしの勝手な感覚で分けてみました。
今までなかったのが不思議
「クールビズ」
「ブラック企業」
「コスプレ」
「ごち」
「分刻み」
「ナルシスト」
「キャリーバッグ」
「ブルーレイ」
わたしは余り使わないけど知ってます、程度の微妙な言葉
「デトックス」
「惚れ直す」
「天才肌」
「ドクターヘリ」
わたしよく意味よくわかりません、なぜこれが収録されたの?という言葉
「エントリーシート」
「浜通り」
収録を見送られた言葉
これがおもしろいんですよ。不採用にされた言葉たちを見てあげて下さい。これまた、わたしが面接官だったら採用するか、採用見送りにするか、理由もつけて勝手に判定し直しました。
採用
「ほぼほぼ」(よく使うんですよね)
採用見送り
「きしょい」「がん見」→(なんとなくかっこ悪いから)
「ググる」「ディスる」→(なんとなくかっこつけてるから)
「つんでれ」→(まだ早い)
「TPP」「豊洲市場」「ゆるキャラ」
→(今は使われているけど、消えそうだから)
「アラサー」→(なんとなく差別的だから)
発行部数は右肩下がり
朝日の記事によると、発行部数は落ちているようです。
発行部数は第3版の260万部を頂点に右肩下がりで、第7版は机上版も含めて20万部を刊行予定。編集部長は「何でも無料で検索できる時代だが、簡潔な言葉で正確に説明してほしいという需要は減っていない」と話す。
とのことです。買おうかな、わたし。確か1万円位するんだよね。これ。