読書生活 

本もときどき読みます

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ひまわりの種の中身がないのはなぜだろう。

このブログで何度も書いてるけど、僕は妻とひまわりを育ててきた。ひまわりは、紆余曲折ありながらも、この夏に不思議な形の花を咲かすことができた。 羽が一枚ずつ取れ、さあ、いよいよ種の回収を待つだけとなった。毎日、朝夕ひまわりをチェックした。とい…

「かぜのひきかた」辻征夫

かなりマイナーな詩集だと思う。街の本屋で見ることはまずない。出版社は「書肆山田」(しょしやまだ)と、これまたマイナー。 気に入った本をあまり紹介するのは少し気が引ける。メジャーな本はずいぶんこのブログで取り上げてきたが、こっそり隠しておきた…

「あいつは死ぬだろう」と言われたい。

小田急線車内で、男が女性を切りつけた事件が先日あった。車内の緊迫した動画もテレビで見た。 数年前、東海道新幹線の車内で斧?を振り回した男もいた。確かあの時は、助けようとした男性が殺されたと思う。小田原駅が大変なことになったのでよく覚えている…

夢中になっている漫画

今、夢中になっている漫画がある。伝説の殺し屋の物語「ザ・ファブル」だ。岡田准一主演で映画化もされている。この前2作目も上映された。まだ見てないけど。 僕は腕力にコンプレックスがあるので、昔から圧倒的なキルスキルを持つ人間に憧れを持っていた。…

「僕は聞いてない」とキレるサイコな若手

このコロナ禍で、僕の職場でも研修をオンラインやzoomで行う機会が増えてきた。人に会うことは苦手なので個人的には大賛成なのだが、僕はあまりそっち方面が得意ではなく、先日は研修資料も動画も見ずに事後アンケートに答えて送信したことがバレて怒られた…

Humankind 希望の歴史 必読の書

副題に、「人類が善き未来を作るための18章」とあるので、巷にあふれた生き方指南の本かと思い、一度はスルーしたのだけれど、(僕は何冊もの人生指南本に指南されてきて、この類いの本には辟易としている)、帯にあの「サピエンス全史」の著書、ユヴァル・…

カミツキガメ

数年前にウツで休職した。半年間、家にこもっていたが、薬が効いてきたのか、しばらくして外に出られるようになった。読書好きだったので図書館に通った。スタッフとも顔見知りになり、目が合えば頭を下げる関係になっていた。 僕にとって、平日の図書館はオ…

涙の表現、泣く表現、悲しみや怒りの表現を小説から拾ってみました。

涙の表現、泣く表現、悲しみや怒りの表現を小説から拾っています。随時更新していきます。 角田光代 重松清 東野圭吾 町田その子 湊かなえ 角田光代 目の前の景色がふくれあがり、水の底のようにゆらゆらと揺れた。泣いているのだとしばらくして気づいた。『…