読書生活 

本もときどき読みます

メモ魔

わたしは、なんでもメモをする。いろんなことを忘れ続けて痛い目を見てきた結果だと思う。多かれ少なかれ、誰でも物忘れにより失敗した経験はあるはず。しかし、わたしの周りにわたし以上のメモ魔はいないので、わたし以上の失敗をした人はいないのだろう。失敗の数=メモの量、なのだ。

 

数年前、本屋でおもしろそうな本を見つけた。

「メモの魔力」という本だ。この本をメモをとりながら立ち読みしていたら、店員に苦笑いされた。メモを取ることがどれだけ重要か、というパートが長い。内容を詳しく知りたかったら、Amazonのレビューを見てほしい。

※ちなみに、こんなに意識高いメモをわたしはしない。さすがIT社長で石原さとみと付き合っていただけある。本当に腹立たしい。

 

本題に戻る。わたしは、かつて、うんこの数を数えたことがある。中学生のときだった。元旦に突然、「人間ってどれくらいうんこをするものなのか」と気になってたまらなくなった。わたしは早速カウントをはじめ、その年の7月まではちゃんと数えていた。誰にも言わず、1人でコツコツと。かなりの数になったはず。みなさんはわたしがその7ヶ月の間、何回うんこをしたのか気にならないだろうか…。

 

そのうんこの回数を、わたしは覚えていない。本当にくやしいことだ。それ以降も、同じような失敗を繰り返し、今、メモ魔となっている。あの時のわたしに、今のわたしのようなメモ魔の秘書がいてくれれば…。きっと「○月○日 朝 🍌1本 夜 勾玉4個」などと、回数どころかその形状まで手帳に記録しておいてくれたはずなのに。

 

わたしは簡単な日記もつけている。昨年の日記を読み返してみた。日記は極めて個人的な記録のように見えて、実は他者へ開かれている。何かの記録をつけるという行為自体が、自分以外の誰かとつながりたいという欲望の表明なのではないか、と思う。

 

先ほど今年最初のうんこをした。今年は「うんこ日記」をつけてみようかな。