読書生活 

本もときどき読みます

プライムビデオとの上手な付き合い方が分からない

わたしは、TSUTAYAで映画をレンタルして見るのが好きでした。当時は、1度に5本借りると1週間1000円で借りられる制度があり、無理矢理5本選んで借りて、3本見たけど2本見ないで返す、なんてことをよくしていました。こんなことなら、無理に5本借りずに3本にしといた方が安いのでは?と返す度に思いますが、やっぱり5本選んでしまう、の繰り返しでした。新作は含まれないので、たいして見たくもない旧作の中からがんばって探すのです。暗記するほど見た「プレデター」や「ターミネーター」や「ロッキー」や「寅さん」を、また見ることになります。

 

今は、 プライムビデオを使えば、家にいながら無料で映画が見られます。最初は、「こんなに便利なモノがあるのか」と思いましたが、しばらくして使わなくなりました。なんででしょう。

 

いつでも見られる、という気持ちがどこかにあるからかもしれません。

「いつでも見られる」=「いつまでも見ない」

になってるということです。

 

時々、本当に時々、暇すぎてどうしようもない時、積読本もない、字も見たくないという時、プライムビデオの中からおもしろそうな映画を探して見ようとするのですが、ほとんど見られない。見られない、というのとは違いますね。

 

もう少し詳しく言うと、最初の10分で「つまらない」と思うと、すぐ次の映画に行ってしまう。どうせタダだから、という思いが、わたしを我慢の効かない人間にさせてしまうのです。

 

バイキングで料理をたくさん取ったけど残す、それに似ている感じがします。たくさんある料理から、美味しそうなものを皿に取る。ひとくち食べて、違う、と思うとポイっと捨てる。実際はもったいないし、店員さんから白い目で見られるので残しませんが、プライムビデオは誰の目も気にしなくていいから、見ない放題です。そう、見放題のはずが見ない放題。

 

妻に聞いてみると

「わざわざ借りに行かなくても、クリック一つで作品を見ることができるため、借りたい!わざわざ借りに行って見たい!!というハードルを越える必要がなくなってしまったから。そして、あなたは、そのハードルを越えるくらいに見たいと思わないと見ないから」

とのことです。

 

みんな、プライムビデオとどうやって付き合ってるの?