読書生活 

本もときどき読みます

2017-01-01から1年間の記事一覧

広辞苑が10年ぶりに改訂するってよ

広辞苑が改訂するってよ 今回の改訂で削除された言葉 新たに収録された言葉 収録を見送られた言葉 発行部数は右肩下がり 広辞苑が改訂するってよ 朝日新聞10月25日の朝刊です。 www.asahi.com 10年ぶりに、広辞苑が改訂されるとのことです。今度の改訂で第…

元気なおじいちゃんをなめるなよ。70歳の100m日本記録を知っているか?

10年ほど前、ジョギングにはまっていました。『ランナーズ』という雑誌があるのですが、毎月それを買い、走り方やトレーニング法を勉強していた時期があります。市民マラソンにひとりで申し込み、5㎞や10㎞の距離を走っていました。その雑誌には年齢別のフル…

バズらせる技術

ブログ生活をさらに充実させるために、『世界一やさしいブログの教科書1年生』という本を買いました。全部で286ページの分厚い入門書です。最後の章に「バズらせる技術」とありました。わたし、バズったことなし。なになに、これは読まないと。 意識してバ…

紅葉の表現。小説で使われている紅葉の表現を集めました。

夏目漱石や太宰治が実際に小説で使った紅葉の表現を集めました。随時更新しています。 井上靖 夏目漱石 太宰治 森鴎外 三島由紀夫 司馬遼太郎 吉村昭 藤沢周平 上橋菜穂子 梨木香歩 浅田次郎 北村薫 井上靖 樹林地帯である。トウヒ、ブナ、マカンバ、シラビ…

ツイッターやってないから、選挙特番見ながら思ったことをブログでつぶやいてみた

「人生、どんな失敗をしてもやり直しができる」って選挙運動中に豊田真由子さんが言ってるが落選した。そりゃあ、そうだ。その言葉をあなたに言ってほしくない。 不倫問題で叩かれた山尾しおりさんが落選した。同じく不倫の過去を持つ細野豪志さんは一度も落…

厳選5選 戦国時代がわかる小説

おすすめ歴史本 戦国時代を小説で読もう 「戦国時代に興味あるけど何から読んでいいのかわからない」「戦国時代を専門書ではなく小説で読みたい」という人に向けて、戦国時代を舞台にした小説を5冊あげました。 戦国時代と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川…

座右の書を聞かれたらこの本をあげておけば間違いない

座右の書とは 「座右の書は何ですか?」と聞かれて困ったことはありませんか?そんなあなたにおすすめな本が『名人伝』です。『名人伝』を一読し、次に座右の書を聞かれたら、「中島敦の『名人伝』だよ」とどや顔で答えましょう。 座右の書とは 『名人伝』中…

大谷翔平君に語録本はいらない 『不可能を可能にする大谷翔平120の思考』

すごいぞ!大谷翔平! 1994年7月5日、岩手県生まれ。身長193㎝体重92㎏。近代プロ野球では不可能と言われた投手と打者を兼任する二刀流に挑戦し、プロ4年間で投手として39勝13敗、打者では2割7分5厘、40本塁打。 彼のすごさは、こんなものではないのです。 …

ハリーポッターのローリング先生と、あなたのお父さん、ひとりしか助けられないならどちらを助けますか?

功利主義とは トロッコ問題 5人か1人か 無人島で友人と約束したケース 倫理理論の一つに功利主義というものがあります。 功利主義とは この功利主義とはジェレミー・ベンサム(1748-1832)という偉い人が最初に定式化した倫理思想である‥とありますが、難…

蝉の鳴き声。小説で使われている蝉の表現を集めました。

三島由紀夫 夏目漱石 梨木香歩 吉田修一 浅田次郎 森鴎外 佐藤多佳子 小川洋子 北村薫 吉村昭 角田光代 三島由紀夫 物音のたえた石畳には躑躅の低い硬質の影が映り、蜂の羽音だけが、眠っている午後の時の寝息のように聞こえている。『翼』 夏目漱石 私はそ…

『昆虫すごいぜ!』の香川照之と安部公房の『砂の女』の主人公を比べてみた

『昆虫すごいぜ!』の香川照之が凄い 『昆虫すごいぜ!』という番組があります。香川照之扮するカマキリ先生が、昆虫について熱く語る番組です。51歳のおじさんが、カマキリの被り物(自ら監修したものだそうです)を着て、様々な昆虫について語り、捕獲し、…

どういう記事が読まれるのかさっぱりわからない、ブログ迷子になっているこの頃のわたし

テレビで芸人が、 「200人の劇場を単独ライブで埋めるのが大変で…」 という話をしていました。一昔前なら、なにもひっかからないセリフですが、今は違います。でしょうよ。そうでしょう。 アクセス数を気にし始めて、書けなくなる 「自分が書きたいこと」が…

ハリーポッターはもうやめろ! テレビ局の映画担当者にお勧めしたい映画5選

テレビ局の映画担当者様へ テレビ局の映画担当者に申し上げたいことがあります。ハリーポッターとジブリとパイレーツオブカリビアンばかり流し過ぎです。視聴率が取れるのはわかります。それにしても、多すぎます。二年に一度で十分だと思います。 ※宮崎駿先…

「あなたはあなたのままでいい」という言葉の正しい使い方

鶏鳴狗盗 余人を持って代えがたい異能 自分にしかない能力などない 『噛みきれない想い』鷲田清一 あなたはあなたのままでいい 鶏鳴狗盗 鶏鳴狗盗という言葉があります。「馬鹿げているように見える特技も、どこかで役に立つかもしれないよ」という意味です…

これは一体何ですか?

昨年度末まで同じ職場にいた後輩の女性が、先月所用でわたしに会いにきてくれました。その子はわたしに「おみやげです」と言って袋をくれました。袋をあけると、よくわからない「何か」が入っていました。 これです。 タオル生地のようですが、これは何?う…

「どうして本を読んでるの?」と聞かれたときの一番クールな答え方

「どうして本を読んでるの?」 なんて答えたらいいんでしょう。「読書はしないといけないの?」という質問とは少し違う気がします。少し前、「大学生の本離れが進んでいます」というニュースが流れました。新聞でもたくさん意見が出ました。わたしもブログで…

「そういうおまえはどうなんだ」ブルゾンのwithBへの態度に思うこと

ブルゾンとwithBの関係性について 「そういうおまえはどうなんだ」 『職業としての小説家』村上春樹 うちの息子の反論 テレビにブルゾンとwithBが出ていました。スタジオには、劇団ひとりさんや千原ジュニアさんがいました。ブルゾンとwithBの関係性について…

読書家に見られたいけど本は読みたくない、そういう人はこう言え!読書家風の振る舞い方

「ねえ、トマス・ピンチョン読んだことある?」 と聞かれたら、なんと答えますか? トマス・ピンチョン?ピンチョン?知らん、全く知らん。でも、この場面でそう言えない、こんなとき、何と言えばいいか。 「ねえ、トマス・ピンチョン読んだことある?」 読…

「グーグル検索で上位を狙って書いた記事が全くだめだった」という話

『アウトレイジ 最終章』ショック 『アウトレイジ 最終章』という映画があります。その映画の感想記事でグーグル検索の上位を狙ったけれど、全くダメでした、という話です。 『アウトレイジ 最終章』ショック すべてはここからはじまった 映画『関ヶ原』 映…

不倫と離婚 気持ちだけなら許せますか?体だけなら許せますか?

不倫の境界線についてまじめに考えてみた 「どこまで許せるか」という話です。 不倫の境界線についてまじめに考えてみた 「気持ちがあるかどうか」は不倫の境界線か? 「行動したかどうか」は不倫の境界線か? 不倫の「真の境界線」 もし、不倫がばれたら 不…

映画 『アウトレイジ 最終章』 感想 

本日公開!見てきました。 『アウトレイジ 最終章』あらすじだぞ、コノヤロー! おもしろかったぞ、バカヤロー! 殺しすぎだぞ、コノヤロー! 老けすぎだぞ、バカヤロー! 前作『アウトレイジ ビヨンド』や前々作『アウトレイジ』の方がよかったぞ、コノヤロ…

努力の格言 終着点

努力は必ず報われると言うけれど、という話です。 王貞治「努力は必ず報われる」 東大合格=最も努力した受験生なのか フィギュア指導者山田満知子「オリンピックは努力の上に運が必要」 ウサイン・ボルト「才能のある人のなかで一番努力した人が頂点に立つ…

腎機能検査でクレアチニンの値が高いと言われたので、精密検査に行きました。

今年の夏、恒例の健康診断に行ったところ、総合判定「D2:要精検」という結果が出ました。総合コメントの欄に、 腎機能検査でクレアチニンの上昇を認めます。前年度より上昇していますので、内科(腎臓内科)を受診して、精密検査等ご相談ください。 とあり…

テレビを観ないプロフェッショナルはいても、本を読まないプロフェッショナルはいない

『逆境の中で咲く花は美しい』工藤進英 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に二度出演した医師は希代のはみ出し者だった。がん患者の救世主の生きる哲学 掲載されている言葉がほどよく響きます。語録本、便利ですよね。よく立ち読みします。そして、気に入…

『名人伝』 中島敦 まだ未読のあなたがうらやましい。芸道の深淵を覗き得る本。

『名人伝』 天才中島敦の傑作 久しぶりに骨太な本に出会えて軽く興奮しています。『名人伝』の解説に「中島敦の小説は解説などなくても芸術として自立している」とありますが、同感です。どの小説も、「解説などなくても芸術として自立している」作品ですが…

文豪の描く夏の表現

夏の表現を文豪の小説から拾ってみました。一口に「夏」と言ってもその表現の方法は小説家によって様々です。随時更新しています。 安部公房 有吉佐和子 川端康成 北原白秋 司馬遼太郎 太宰治 谷崎潤一郎 夏目漱石 藤沢周平 三島由紀夫 森鴎外 吉村昭 安部公…

ドイツ人と日本人の違い

「なぜ」が大好きなドイツ人と、つべこべ言わずにやる日本人 とことん「なぜ」を追求するドイツ人 きょろきょろする日本人 『読書について』ショーペンハウアー 日本人とドイツ人の違いについてよく分かる名著3冊 朝日新聞9月20日朝刊で、「ドイツ人はなぜ…

家族葬に香典は?参列は?生花は?

所属長の実父がお亡くなりになりました。会社には「家族葬ですませます」という訃報連絡がありました。わたしはこの会社の親睦会長で、旅行から冠婚葬祭までわたしの担当です。「家族葬」というパターンははじめてで戸惑いました。「自分が困ったことは、誰…

秋の表現。プロの描く秋の表現を集めました。

夏目漱石や太宰治などが実際に小説で使っている秋の表現を集めました。随時更新しています。 有吉佐和子 井上靖 川端康成 北原白秋 司馬遼太郎 島崎藤村 太宰治 中島敦 夏目漱石 藤沢周平 三島由紀夫 森鴎外 山本有三 吉村昭 有吉佐和子 あの秋空が雨雲で掩…

戦国武将のボーイズラブは奥が深い

織田信長がバイセクシャルだったという話は有名です。今はやりのボーイズラブ(男色)は、戦国武将の間では珍しいものではなく、一般的に受け入れられていたようです。森蘭丸を愛した信長だけでなく、今川義元や伊達政宗、徳川家康など、男色の逸話がある武…