良質な日本のハードボイルド 原尞(はらりょう)の『私が殺した少女』を読み終わりました。年末から様々なミステリーを読んできましたが、これはおもしろい。宮部みゆきの『火車』、東野圭吾の『沈黙のパレード』とは少し違ったおもしろさです。 ストーリー…
職場のバレンタイン制度をなくしたという話 今週のお題「わたしとバレンタインデー」。はてなブログを始めてもうすぐ2年。初のお題記事です。 机上に置かれるチョコ 入社して複数の職場に勤めました。どこの職場でも、バレンタインデーの朝、机上にチョコが…
『本の虫の本』 週刊誌を立ち読みしたら、すごく興味を引かれた本があったので、めずらしくアマゾンで購入しました。その本の名は『本の虫の本』。 装丁もすごくシンプルで渋い。帯にはこうあります。 五匹の虫が寄り集まって、本の世界にまつわるキーワード…
『64』あらすじ 元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと匿名問題で揉める中、(昭和64年)に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。…
「それは嘘です。財前教授の只今の証言は嘘です!」『白い巨塔 p282』 BOOK・OFFで『白い巨塔』シリーズ全5冊を買って一気読み。唐沢寿明主演のドラマ「白い巨塔」の大ファンなのに、原作は未読でした。 おもしろい。ホントにおもしろい。 個性際立つ登場人…
この冬休みにも何冊か本を読みました。 この読書生活の中で、もっともガツンときた本が宮部みゆきの『火車』。基本、ミステリーは苦手で謎解きにもさほど興味はありません。だから「伏線の回収がお見事」とか「トリックが秀逸」とか「終盤で何度も物語がひっ…
年末のガキの使いで乙武さんが出てました。手足のない乙武さんがR2に扮するというネタです。 ムムム ムムムのわけ 『こんな夜更けにバナナかよ』 「障害」表記か「障がい」表記か ムムム 「障害者を笑い物にするな」なんて意識は全くありません。むしろその…
近所の駅ビルの本屋で立ち読みしていると、わたしのいる場所に1組のご高齢の夫婦が来ました。どうやら探している本があるみたいです。 おじいちゃんには欲しい本があるみたいですが、おばあちゃんはその本の購入に乗り気でない様子です。ないよ、いらないよ…
今年の読書生活をふりかえる あと1日で2018も終わり。読書ブロガーのはしくれとして、今年読んだ本を思い出してみます。中にはずっと前に出版された本もありますが、読書ってそういうもんでしょ。 今年の読書生活をふりかえる 『人魚の眠る家』東野圭吾 『…
寅さん、よく見たなあ。何度もこのブログで言ってますけど、昔はよくテレビでやってたんですよ。どうして今テレビでやらないのか不思議に思います。調べてないので確かではないのですが、平成の30年で、寅さん一度もやってないんじゃないかな? 荷物は鞄一つ…
忘年会から今帰宅した。ここ数年、職場の幹事を担当している。40代にもなって何をしているのか、と自分でも思う。こういうのは20代の仕事だからね。 自分が思うほど人は自分のことを注目しているわけでもないし、自分が思うほど人は自分のことを評価して…
宝くじの当然確率は2000万分の1 宝くじは、毎年買います。バラで10枚。当選確率?知ってますよ。1等7億円が当たる確率は、前後賞もあって計算がややこしくなりますが、大雑把にいうと2000万分の1。 2000万分の1と言われても、ピンとこないですよね。も…
1週間が終わり、わたしはTSUTAYAにやって来た。ゾンビに会いに来たのさ。別に嫌なことがあったわけじゃない。どちらかといえば、楽チンな1週間だった。 だから、ストレス発散のためではない。彼らの頭が吹っ飛ばされるのをみたいわけじゃない。ゾンビに追…
当て馬とは? 広辞苑第4版によると、 ①牝馬の発情を検査し、あるいは促すための牡馬。 ②転じて、優勢な者を牽制するために、仮に押し立てた者。 当て馬にする 自己の野心を隠しておき、表面的には他の人にその位置に推す。 ②は知ってました。ただ、転じる前…
税金対策って何さ ある作家のエッセイを読んでいたら、「税理士から『車を買ってください』と言われた」と書かれていました。大金持ちは税金対策のためによく高級車を買うそうだけど、どういうことでしょう。羨ましすぎる。 ということで、『お金のこと何も…
新史太閤記から見る秀吉の生き方 連休中、久しぶりに『新史 太閤記』を読みました。毎年一度は読んでますね。秀吉はわたしが歴史上で一番好きな人物です。あけっぴろげな感じ、死んでモトモトだぜ、という明るさがたまりません。 同じ本でも、読む状況や年齢…
コピーライター恐るべし。 「小説は無理そうだけどキャッチコピーならいけんじゃね?」と思ったことがある人は、多いのではないでしょうか。確かに原稿用紙何百枚もの小説を書き上げるのは、(作品の出来不出来はともかく)それだけで常軌を逸した所業だと思…
藤原道長の『望月の歌』からちょうど1000年 藤原道長のあの有名な歌、 「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の欠けたることもなしと思へば」 京都新聞によると、藤原道長が「望月の歌」を詠んだのは旧暦の1018年10月16日。2018年11月23日は旧暦の10月16日にあた…
わたしの同僚で後輩でよき相棒のI(30♂)が、今日、結婚式を挙げた。おもてなしの心に満ち溢れた穏やかな結婚式だった。おめでとう。そんな君に結婚にまつわる名言を贈りたい。 結婚したその日に、運命の人に会う。『マーフィーの法則』 結婚よりもさらによ…
「現役の脳科学者が、認知症になった母を介護する」話です。 認知症になったのは元脳科学者のおばあちゃんなのか、それとも現役の脳科学者のお母さんなのか、この題名では判断がつきません。 バリバリ活躍していた脳科学者が、アルツハイマーの進行とともに…
もともとのゴールデンウィークに、即位の礼と改元を組み合わせたことで、来年の5月に10連休が誕生するとのこと。 わたしにとっては、これ以上ないハッピーニュースですが、この10連休に反対する声が少なからずあるらしい。 www.asahi.com この記事には、海外…
平成も残すところ2年弱という2017年6月、1人の歌人がこの世を去りました。名前を萩原慎一郎といいます。 有名私立中高一貫校でいじめを受け、歌人を志すも非正規として働き、32歳で自ら命を絶ちました。彼の死の半年後、歌集「滑走路」が発表されました。…
先週、先々週と続いた怒濤の仕事ラッシュがようやく終わり、わたしの業務はいつもの開店休業状態に戻りました。本屋に無目的によりだらだら立ち読みする。至福の時間ですね。 するとだ。隣で声がする。この文章のお題にもした、なかなかシャープな一言。 電…
最近、日本もアメリカも移民問題でもめている。アフリカから来た留学生が、バスケの試合中に起こした審判への暴行も記憶に新しい。 アフリカから来た彼を悪者にする前に、彼のことをよく知ろうとする必要があるだろう。よく知らないものを悪く思いがち、どこ…
一盗、二婢、三妾、四妓、五妻って深い。 読み方、迷いますよね。「いっとう、にひ、さんさい、しぎ、ごさい」です。昔の男が女性と関係をもつ時に、心ときめく順序を並べたものです。 一番最初の盗(とう)というのは他人の奥さんとエッチすることです。江…
忙しい。レポートが終わらない。作業用BGMも尽きた。もう聞き飽きた。書く作業に行き詰まると作業用音楽を探す。書いてるより、聞いている時間の方が長くなっているのでは、という感じです。 ユーチューブで聞いていると、懐かしい曲にふと指が止まる。TM NE…
先週、こんな記事を書きました。 www.yama-mikasa.com 忙しくてたまらない時に工事の音がうるさいから、大音量で作業音BGMを聴いている、という話です。 先週大きな締め切りがありました。そのレポートは何とか期日までに書き上げました。しかし、今週末も、…
今回は、引用ばかりの記事です。 松ちゃんのワイドナショーでの発言について 昔からある「自殺したら負け」の考え方 松ちゃんのワイドナショーでの発言について リアルタイムで見てた時から気にはなってました。数時間後からネットがざわついてます。知らな…
『人魚の眠る家』 あらすじ 『人魚の眠る家』 感想 映画化するとのこと。子ども役が重要なのでは? 『人魚の眠る家』 あらすじ 娘がプール事故で脳死状態となる。臓器を提供する意思を問われ悩む両親。思案の末、臓器移植を受け入れる決断をする。ところが、…
今週はゴリゴリに忙しかったんですよ。日中通常業務をこなした後、今日提出のレポートを書かなければならなかったのです。しかも、週に1つが2週連続で。まあ、わかっていて準備はしていたのですが、形になるのは追い込まれてからなのね。 このレポート、基…