読書生活 

本もときどき読みます

主婦が学校の先生と駆け落ちしたってさ。

学生時代の知り合いが駆け落ちした この前の三連休に浅草に出かけて学生時代の友達と久しぶりに飲みました。その席で衝撃の事実を知りました。 同じ専攻だった子(♀)が駆け落ちしたとのこと。かわいい子だったんですよ。TBSでやってたドラマ「高校教師」の…

【問題】イギリス式とアメリカ式とフランス式があるものって?ヒント「たいていのお母さんはイギリス式」

これ、何だかわかりますか?庭園?紅茶?ワイン?料理? これらもあるかもしれませんが、正解は「タイヤのバルブ」です。空気入れの種類といった方がわかりいいかな? 「自転車のタイヤに空気が入らない」と息子が言います。家から3キロ離れた塾に通えるよ…

『事故物件怪談 恐い間取り』は近年まれに見る正統派怪談だった。

『事故物件怪談 恐い間取り』を読んだ。 事故物件とは、住人が変死を遂げた「いわくつき」の賃貸物件のことを指すそう。この本は、事故物件をあえて選んで住むという変わった癖をもつ芸人「松原タニシ」さんのルポとなっています。 テレビ番組の企画として事…

凄本小説を感領本(感覚を領される本)と、とりあえず呼ぶことにする。『街場の読書論』内田樹

おもしろい小説のことを何と言おうかな、と考えてた 「読書の効用」とネットで調べると、語彙力のアップや知識を増やすことなどがあげられています。勉強のためだったり、暇つぶしだったり、本のページを開くことが純粋に好きだったり、本を読む理由は人それ…

石田ゆり子さんのインスタを悪く言うな。

石田ゆり子さんのインスタに批判コメントが殺到し、彼女が落ち込んでいるというニュースをネットで見ました。 160万人のフォロワーを誇る石田さんのインスタ。犬1匹と猫4匹の可愛いらしい日々の様子が写真や動画、石田さんのコメントで伝えられているもの…

インプットとアウトプットのバランスは?

『アウトプット大全』書評 『アウトプット大全』書評 成長はアウトプットの量で決まる。 インプットとアウトプットの黄金比は3:7 『アウトプット大全』という本を読みました。啓発本?ハウツー本?の一つですが、中年が読むとざわざわするくらいおもしろ…

数学の神はわたしに微笑むどころか尻を向けている。『フェルマーの最終定理』

『フェルマーの最終定理』という数学の話を読みました。積ん読どころか積まれていることすら忘れてました。「慶応大の院生が新しい三角形の定理を証明した」という記事を新聞で読み、その記事の中にこの『フェルマーの最終定理』が出てきたので、確かあった…

プレデターの新作はつまらなかった。次回作に期待!

映画『ザ・プレデター』を見てきたぞ。 映画『ザ・プレデター』を見てきたぞ。 あらすじ 見どころ 感想 プレデターを世間は誰も知らない 笑えるくらいつまらなかったです。「コケたな、これは」という感じです。でも、いいんですよ。今回はローテーションの…

映画『大脱走』でスティーヴマックイーンが生き残ったわけ。

大脱走を久しぶりに見たぞ。 映画『大脱走』を20年ぶりに見ました。ドイツ軍の実話を脚色した映画ですが、とことんおもしろい。これ、たまらん。どうしてテレビでやらないんだろう。ハリーポッターのように、毎年テレビでやれ! www.yama-mikasa.com 初めて…

子どもの前でおろおろする先生が好き。『二十四の瞳』

二十四の瞳に出てくる大石先生が好き ちょっと前にこういう記事を書きました。 www.yama-mikasa.com 体罰するな、人を殴るな、という内容です。 二十四の瞳っていう本があります。この話に大石先生という方が出てきます。女学校を出たばかりの若い先生で、教…

今さらだけど、人を殴らないで。

体操コーチの暴力シーンを見た。 体操の某コーチのビンタシーンを動画で見ました。はり倒してる。ビンタではなく掌底が入っています。 日大のアメフト問題もドン引きでしたが、このビンタ問題はさらに根が深い。あんな掌底食らってた女の子が、「掌底するけ…

老後どころか今もありませんけどね。『老後の資金がありません』感想。

「ライフプラン」研修会にて 先日、40半ばの社員が集められて、「ライフプラン」なるお題の講習を受けました。一人一人にタブレットが渡されて、そこに家族構成や世帯収入などの基本データを入力した後、「車は何年に一度買い替えるつもりか」「子どもの結婚…

自殺するな。2学期の始業式の日にわたしがしたこと。

わたしの実家から100mほどのところにきれいな砂浜がある。最寄りの電車の駅からバスで30分という辺境の地にもかかわらず、今から30年以上前、夏にはこの砂浜目指して何万人という観光客がおしよせた。 この田舎町は夏にいやらしい程わき立つ。海近くの松林…

読書感想文と自由研究がなぜ必須の宿題なのか調べてみた。

やっつけで自由研究と読書感想文をすませる息子。 夏休み最後の土日、うちの子が自由研究に取り組んでいます。すりおろした大根やトマトを透明なコップに入れて、その中に臭い液体をスポイトで垂らしています。身の回りの食材にどれくらいビタミンCが含まれ…

ここは外せない!鹿児島市内観光のおススメスポット。大河ドラマ館はやめておけ。

2018年の6月に、一人で鹿児島に行ってきました。鹿児島市内の観光旅行です。鹿児島空港に降り立ったときは興奮しました。 www.yama-mikasa.com アメイジングな一人旅でした。この鹿児島旅行(鹿児島市内ですが)を振り返りつつ、鹿児島市内のおすすめスポッ…

『黒書院の六兵衛』浅田次郎 正体とかそういうのあまり考えない方がいいよ。

おもしろい小説を久しぶりに読みました。浅田次郎の『黒書院の六兵衛』です。 あらすじ 城内になぜか居座る男 的矢六兵衛 的矢六兵衛 あんたは一体誰? あらすじ あらすじは簡単です。上巻の背表紙より。 江戸城明け渡し迫る中、開城のため、官軍のにわか先…

戦争文学を読んでみた。小説『野火』大岡昇平 感想

『野火』持ってますけど買い直して再読。 『野火』…家にありますが、買い直しました。 終戦記念日に近いこの時期、テレビでは戦争をあまり取り上げなくなりました。意外と出版社はがんばっているようで、本屋には戦争文学が並びます。応援する気持ちを込めて…

加齢による視覚の発達。

先日、こんな記事を書きました。「近眼と老眼がすすみ、いろんなモノが見えなくなって悲しいよ、お米のつやや、女の子の肌のハリを見ることができなくなってトホホだよ」という記事です。 お時間がある方はどうぞ。 www.yama-mikasa.com 先日、家人が運転す…

暑い中、熱いモノを見た。インターハイ男子バスケ観戦記。

名古屋一宮日帰りバスケ観戦ツアー 2018東海総体 息子の夏休みの宿題に「スポーツ観戦記を書く」というものがあるのだそうで、彼の提案に最近バスケづいている家人の裁可が下りたというところでしょう。あいつめ、うちの総取締役を動かすとは交渉術に長けて…

加齢による視覚の衰え。さようなら、炊きたての米とギャルの肌つや。

ブログやツイッターを始めたせいか、近眼がさらにひどくなりました。先日人間ドックの際に行った視力検査では、モニターに映るあのアルファベットのCみたいなやつ(ランドルト環というらしい)自体が見えませんでした。小さいレバーを右手の人差し指と親指で…

顔を焼いてまで逃げた高野長英。『長英逃亡』吉村昭

逃げる長英、追う幕府 切放しとは 硝石精で顔を焼く 逃げる長英、追う幕府 吉村昭の『長英逃亡』を久しぶりに読みました。日本有数の蘭学者である高野長英の6年4か月にわたる緊迫した逃亡劇が、緻密に描かれています。 江戸末期、鳴滝塾のエースとして活躍…

ボス、もうしわけなかった。

異常と言われている台風が、先ほど神奈川県を通過しました。異例の西進で「これまでの経験が通用しない可能性がある」のだそうです。 この異常台風のおかげで、わたしが数か月かけて計画した社員旅行が中止になりました。 27日(金)の早朝、ボスからわた…

せめて言い訳ぐらいしろ。言い訳の効果的な使い方。 

人類は生き延びるために火を使い、言葉を作り、言い訳を発明した。言い訳は仕事をさぼりたいときや誘いを断りたいとき、便利に使える道具として重宝されてきた。もし、言い訳がなかったら、わたしのような言い訳使いのプロにとって、人生はもっと苦痛に満ち…

今さらだけど、スラムダンクってすごいよね。

バスケ部の息子(中3)に、先月、スラムダンクを買ってあげました。ほんとは今売り出されている新装版を買ってあげたかったのですが、山王工業戦の辺りは9月以降の発売になるのだそう。息子のチームは今週末がまさに天王山。9月まで待てません(というよ…

女子マネージャー考

うちの子(中3)がバスケをやっています。この夏で引退です。この6~7月は毎週のように他校と練習試合をやっています。 高校生と練習試合をすることもあります。今まで複数の高校を見ましたが、何処のチームにも女子マネージャーがいました。何をしている…

円周率の誤差について詳しい方がいたら教えてください

この前、円周率のことを書きました。 www.yama-mikasa.com どういう記事かと言いますと… 円周率は3.14159 26535 89793 23846 26433 83279 50288…と永遠に続くから、計算の際にはどこかで区切らないといけません。 円周率の正確な数字はわからないので、円周…

猫の交尾は正常位なのだ。梶井基次郎『交尾』のススメ。

猫のまぐわい 真夏のような暑さの中、うちの近所は恋の季節のようです。といっても、人間ではなく地域猫の話。23時、ワールドカップの試合が始まるころ、うちの家のまわりでも猫たちによる負けられない戦いが始まります。 フギャー!フギャ―!シャー!フギ…

司馬遼太郎と織田信長 司馬作品に出てくる織田信長の書かれ方から見える司馬史観

司馬遼太郎の作品には、『国盗り物語』や『太閤記』など織田信長が出てくるモノが多いです。それらの作品を読めば、うっすらと司馬遼太郎の織田信長観が読み取れます。『司馬遼太郎の考えたこと』や『この国のかたち』などのエッセイには、『国盗り~』など…

「これ、将来何の役に立つの?」と聞かれたら、こう答えるようにしている。

あなたが将来何かになったとするでしょう。そして、その山の頂に立っている自分を横から見たとします。 こんな感じ。今、あなたはここにいます。 この山を「役に立つもの」と「役に立たないもの」に分けるとこうなります。 この、赤い部分だけをあなたは欲し…

梶井基次郎のゴリラ顔について。少年の日の思い出。

『汚れちまった悲しみに』 今から30年前、中学の同じクラスにイケすかない奴がいました。文学少女を気取っていて、いつも机の上に何らかの文庫本をカバーもかけずに置いていました。よく置いてあったのが、中原中也の詩集『汚れちまった悲しみに』です。 …