読書生活 

本もときどき読みます

『黒書院の六兵衛』浅田次郎 正体とかそういうのあまり考えない方がいいよ。

おもしろい小説を久しぶりに読みました。浅田次郎の『黒書院の六兵衛』です。 あらすじ 城内になぜか居座る男 的矢六兵衛 的矢六兵衛 あんたは一体誰? あらすじ あらすじは簡単です。上巻の背表紙より。 江戸城明け渡し迫る中、開城のため、官軍のにわか先…

戦争文学を読んでみた。小説『野火』大岡昇平 感想

『野火』持ってますけど買い直して再読。 『野火』…家にありますが、買い直しました。 終戦記念日に近いこの時期、テレビでは戦争をあまり取り上げなくなりました。意外と出版社はがんばっているようで、本屋には戦争文学が並びます。応援する気持ちを込めて…

加齢による視覚の発達。

先日、こんな記事を書きました。「近眼と老眼がすすみ、いろんなモノが見えなくなって悲しいよ、お米のつやや、女の子の肌のハリを見ることができなくなってトホホだよ」という記事です。 お時間がある方はどうぞ。 www.yama-mikasa.com 先日、家人が運転す…

暑い中、熱いモノを見た。

名古屋一宮日帰りバスケ観戦ツアー 2018東海総体 息子の夏休みの宿題に「スポーツ観戦記を書く」というものがあるのだそうで、彼の提案に最近バスケづいている家人の裁可が下りたというところでしょう。あいつめ、うちの総取締役を動かすとは交渉術に長けて…

加齢による視覚の衰え。さようなら、炊きたての米とギャルの肌つや。

ブログやツイッターを始めたせいか、近眼がさらにひどくなりました。先日人間ドックの際に行った視力検査では、モニターに映るあのアルファベットのCみたいなやつ(ランドルト環というらしい)自体が見えませんでした。小さいレバーを右手の人差し指と親指で…

顔を焼いてまで逃げた高野長英。『長英逃亡』吉村昭

逃げる長英、追う幕府 切放しとは 硝石精で顔を焼く 逃げる長英、追う幕府 吉村昭の『長英逃亡』を久しぶりに読みました。日本有数の蘭学者である高野長英の6年4か月にわたる緊迫した逃亡劇が、緻密に描かれています。 江戸末期、鳴滝塾のエースとして活躍…

ボス、もうしわけなかった。

異常と言われている台風が、先ほど神奈川県を通過しました。異例の西進で「これまでの経験が通用しない可能性がある」のだそうです。 この異常台風のおかげで、わたしが数か月かけて計画した社員旅行が中止になりました。 27日(金)の早朝、ボスからわた…

せめて言い訳ぐらいしろ。 

人類は生き延びるために火を使い、言葉を作り、言い訳を発明した。言い訳は仕事をさぼりたいときや誘いを断りたいとき、便利に使える道具として重宝されてきた。もし、言い訳がなかったら、わたしのような言い訳使いのプロにとって、人生はもっと苦痛に満ち…

今さらだけど、スラムダンクってすごいよね。

バスケ部の息子(中3)に、先月、スラムダンクを買ってあげました。ほんとは今売り出されている新装版を買ってあげたかったのですが、山王工業戦の辺りは9月以降の発売になるのだそう。息子のチームは今週末がまさに天王山。9月まで待てません(というよ…

女子マネージャー考

うちの子(中3)がバスケをやっています。この夏で引退です。この6~7月は毎週のように他校と練習試合をやっています。 高校生と練習試合をすることもあります。今まで複数の高校を見ましたが、何処のチームにも女子マネージャーがいました。何をしている…

円周率の誤差について詳しい方がいたら教えてください

この前、円周率のことを書きました。 www.yama-mikasa.com どういう記事かと言いますと… 円周率は3.14159 26535 89793 23846 26433 83279 50288…と永遠に続くから、計算の際にはどこかで区切らないといけません。 円周率の正確な数字はわからないので、円周…

猫の交尾は正常位なのだ。

猫のまぐわい 真夏のような暑さの中、うちの近所は恋の季節のようです。といっても、人間ではなく地域猫の話。23時、ワールドカップの試合が始まるころ、うちの家のまわりでも猫たちによる負けられない戦いが始まります。 フギャー!フギャ―!シャー!フギ…

司馬遼太郎は織田信長のことをどのように評価していたのか。 

司馬遼太郎の作品には、『国盗り物語』や『太閤記』など織田信長が出てくるモノが多いです。それらの作品を読めば、うっすらと司馬遼太郎の織田信長観が読み取れます。『司馬遼太郎の考えたこと』や『この国のかたち』などのエッセイには、『国盗り~』など…

「これ、将来何の役に立つの?」と聞かれたら、こう答えるようにしている。

あなたが将来何かになったとするでしょう。そして、その山の頂に立っている自分を横から見たとします。 こんな感じ。今、あなたはここにいます。 この山を「役に立つもの」と「役に立たないもの」に分けるとこうなります。 この、赤い部分だけをあなたは欲し…

梶井基次郎のゴリラ顔について。少年の日の思い出。

『汚れちまった悲しみに』 今から30年前、中学の同じクラスにイケすかない奴がいました。文学少女を気取っていて、いつも机の上に何らかの文庫本をカバーもかけずに置いていました。よく置いてあったのが、中原中也の詩集『汚れちまった悲しみに』です。 …

こんなところで絶対に死ねないと思った理由。

揺れる飛行機。 先日、飛行機で鹿児島に行きました。10年ぶりの飛行機に背筋が凍りました。あの離陸の際の急加速と強烈な揺れ、斜めに傾く機体に泣きそうになりました。落ちたら死ぬというのに、どうして他の乗客がこうも落ち着いているのか不思議でなりま…

勤続20年ハッピーホリデー。鹿児島へ行く。

勤続○(10年、20年、30年)年スペシャルホリデー、という素敵なシステムがわたしの職場にあります。該当の年なら最大3日間いつでも誰でも休める権利です。管理職も例外ではありません。繁忙期は避けてね、という暗黙の了解はありますが。 一昔前、こ…

買ったばかりのバーミキュラが故障した。

バーミキュラの主電源をいくら押しても動かない。 コールセンターに電話するとどうなるの? バーミキュラのご飯っておいしいの? バーミキュラって何色がおすすめなの? 壊れやすいってホントなの? バーミキュラの主電源をいくら押しても動かない。 先日買…

猫に顔を踏まれたいと思っているのはわたしだけじゃない。

肉球に魅せられて うちに猫が来てからもうすぐ半年になります。 www.yama-mikasa.com 猫は美しい。1日見ていても飽きません。丸みを帯びた流線型のフォルムに、隙も無駄もない香箱スタイル。整った顔立ちに滑らかな尻尾。うーん、たまらん。 中でも肉球が一…

『光る壁画』吉村昭 小田原に家があるのに渋谷に単身赴任して奥さんをキレさせる男の話

吉村昭の『光る壁画』を読みました。世界初の胃カメラを開発した日本人の物語です。この物語の主人公、曾根菊男さんの単身赴任生活の苦悩がとてもおもしろい。 昭和25年頃の話です。菊男さん(28)は胃カメラ開発の研究員として渋谷で働いています。妻の…

【10問】 全部読めたら書店員?読書好きしか正解できない漢字クイズ 

文豪の作品の中から難易度の高い漢字を拾いました。お暇なときにどうぞ。答えは記事の最後にあります。 1 森鴎外:1862 - 1922 2 水上勉:1919- 2004 3 司馬遼太郎:1923-1996 4 川端康成:1899-1972 5 夏目漱石:1867-1916 6 藤沢周平:1927-1997 7 …

司馬遼太郎は徳川家康をどう評価していたのか。

高級官僚 徳川家康 家康の好み。家来の娘や未亡人が好き。 家康の演技力。 どうして家康は、多くの豊臣大名の上にたてたのか? 功罪が大きい。 爪を噛む。 位の高い女性に興味なし 女好き 健康のために運動をした最初の人物 「浜松」の名付け親 大便をもらし…

プロから学ぶ言い回し。小説で使われている梅雨の表現を集めました。

太宰治や夏目漱石らが、実際に小説で使っている梅雨の表現を集めました。随時更新していきます。 夏目漱石 三島由紀夫 梨木香歩 北村薫 藤沢周平 吉村昭 有吉佐和子 夏目漱石 梅雨に入って23日すさまじく降ったあげくなので、地面にも、木の枝にも、埃らしい…

『かがみの孤城』の感想文 不登校児を勇気づける魅力的なファンタジー

かがみの孤城、500ページを越えるハードカバーで重さは514gで値段は約2000円。非力なわたしが気軽に持ち運びできる重さではなく、ヒラのサラリーマンが気軽に買える価格でもなく、いつも文庫のわたしがこの本を購入したのは、魔が差したとしか思…

「これ、思いっ切り握ってみろよ」と彼はわたしに言った。

おもしろいつぶやきを見て、一日中笑いました。これです。 わたしも思い出しました。20年前の強烈な上司とのやりとりを(初のスクリーンショットです。大丈夫かな)。勝手にのせて、フミコさんすみません。 20年前の飲み会の席でした。ある酔った上司が…

謙遜や自虐もほどほどに 三島由紀夫『不道徳教育講座』

「俺、ハゲてるだろ?」ってはげてる人に言われたとします。どう答えますか? ①「そうですね」 ②「少し薄いけど、あまり気にすることないよ」 ③「年取ったらみんなそうなるって」 ④「そんなことないよ」 ⑤「どこが?ふさふさじゃん。毛量多すぎて佐藤浩一か…

小学生が横断歩道上で車にはねられた

近所で事故がありました。 小学生の女子2人が信号のない横断歩道上で車と接触しました。運転手は駆け付けた警察官や救急隊の方に適切に対応しました。女の子は2人とも両膝を道路にすりむいて出血したものの、骨に異常はなく軽症レベルですみました。朝の登…

本棚の整頓をした

本棚を整頓することに 先日、本棚の整頓をしました。高さもあって、福のよい遊び場となっていたのですが、この前の連休の夜、すごい音を立てて本が雪崩を起こしました。ドドドドドって。福は間一髪で難を逃れたのですが、何かあってはまずい、と、重い腰をあ…

とんぺてぃーずって誰やねん!

いまどきの修学旅行 うちの息子が今日から修学旅行へ行きました。新緑の京都へ2泊3日の旅です。昨日は遅くまで修学旅行のしおりを見ながら、ドタバタと荷物の準備をしていました。今年の生徒手帳が見つからず必死に探していましたが、どうやら諦めたらしく…

上司の器が小さすぎる

この4月に、本社からうちの職場に異動してきた上司が嫌な奴だと先日書きました。 その続きです。 www.yama-mikasa.com 先月、その上司の歓迎会をしました。聞きたくもない自慢話を延々と聞かされたあげく、気分が高揚した彼は、自分のスマホを黄門様の印籠…