読書生活 

本もときどき読みます

司馬遼太郎が語る織田信長 

前衛芸術家 織田信長 信長なら律儀に受験勉強などせず、私大へ入ったであろう。それも中途でよして、芸術家になったに相違いない。信長はその趣味性だけでなく、政治、戦術感覚においても、芸術家的体質が濃厚であった。常識を事もなく破り、模倣をきらって…

梶井基次郎のゴリラ顔について。少年の日の思い出。

『汚れちまった悲しみに』 今から30年前、中学の同じクラスにイケすかない奴がいました。文学少女を気取っていて、いつも机の上に何らかの文庫本をカバーもかけずに置いていました。よく置いてあったのが、中原中也の詩集『汚れちまった悲しみに』です。 …

猫に顔を踏まれたいと思っているのはわたしだけじゃない。

肉球に魅せられて うちに猫が来てからもうすぐ半年になります。 www.yama-mikasa.com 猫は美しい。1日見ていても飽きません。丸みを帯びた流線型のフォルムに、隙も無駄もない香箱スタイル。整った顔立ちに滑らかな尻尾。うーん、たまらん。 中でも肉球が一…

『光る壁画』吉村昭 小田原に家があるのに渋谷に単身赴任して奥さんをキレさせる男の話

吉村昭の『光る壁画』を読みました。世界初の胃カメラを開発した日本人の物語です。この物語の主人公、曾根菊男さんの単身赴任生活の苦悩がとてもおもしろい。 昭和25年頃の話です。菊男さん(28)は胃カメラ開発の研究員として渋谷で働いています。妻の…

【10問】 全部読めたら書店員?読書好きしか正解できない漢字クイズ 

文豪の作品の中から難易度の高い漢字を拾いました。お暇なときにどうぞ。答えは記事の最後にあります。 1 森鴎外:1862 - 1922 2 水上勉:1919- 2004 3 司馬遼太郎:1923-1996 4 川端康成:1899-1972 5 夏目漱石:1867-1916 6 藤沢周平:1927-1997 7 …

家康は一人で用を足せないくらい太っていた。司馬遼太郎が語る徳川家康。

高級官僚 徳川家康 家来の娘や未亡人が好き 演技が上手い どうして多くの豊臣大名の上にたてたのか? 功罪が大きい 爪を噛む 位の高い女性に興味なし 女好き 健康のために運動をした最初の人物 「浜松」の名付け親 大便をもらしたことがある 便秘 太りすぎて…

プロから学ぶ言い回し。小説で使われている梅雨の表現を集めました。

太宰治や夏目漱石らが、実際に小説で使っている梅雨の表現を集めました。随時更新していきます。 夏目漱石 三島由紀夫 梨木香歩 北村薫 藤沢周平 吉村昭 有吉佐和子 夏目漱石 梅雨に入って23日すさまじく降ったあげくなので、地面にも、木の枝にも、埃らしい…

『かがみの孤城』の感想文 不登校児を勇気づける魅力的なファンタジー

かがみの孤城、500ページを越えるハードカバーで重さは514gで値段は約2000円。非力なわたしが気軽に持ち運びできる重さではなく、ヒラのサラリーマンが気軽に買える価格でもなく、いつも文庫のわたしがこの本を購入したのは、魔が差したとしか思…

謙遜や自虐もほどほどに 三島由紀夫『不道徳教育講座』

「俺、ハゲてるだろ?」ってはげてる人に言われたとします。どう答えますか? ①「そうですね」 ②「少し薄いけど、あまり気にすることないよ」 ③「年取ったらみんなそうなるって」 ④「そんなことないよ」 ⑤「どこが?ふさふさじゃん。毛量多すぎて佐藤浩一か…

本棚の整頓をした

本棚を整頓することに 先日、本棚の整頓をしました。高さもあって、福のよい遊び場となっていたのですが、この前の連休の夜、すごい音を立てて本が雪崩を起こしました。ドドドドドって。福は間一髪で難を逃れたのですが、何かあってはまずい、と、重い腰をあ…

飛脚と早籠と早馬、一番速いのはどれ?江戸の情報伝達手段について

飛脚、早駕籠、早馬、この3つの情報伝達手段の速さを比べてみました。 飛脚 早籠 早馬 飛脚と早籠と早馬、どれが一番速いのか? 飛脚 手紙を書いてそれを飛脚に渡す。すると、各宿場町に待機している飛脚がその手紙を受け取り、また次の宿場町目指して走り…

司馬遼太郎が語る豊臣秀吉

選挙の神様 豊臣秀吉 応仁の乱がなければ秀吉の奇跡はなかった 大坂城は大きすぎた 秀頼は秀吉の子どもではなかった? どうして秀吉は明征伐を行ったのか? 軽度のパラノイア 秀吉が朝鮮国王に送った国書 秀吉の明征伐を無視し続けた徳川家康 司馬遼太郎作品…

運の引き寄せ方 『野村の悟り』野村克也

人格を備えている人間には、神様が味方してくれる 成績だけでなく 取り組む姿勢が真摯で、 みんなに尊敬される 人格を備えているから 神様が味方してくれる わたしには、「このピッチャーは本当に運がいい」と感じさせられたピッチャーがふたりいた。ひとり…

文豪から学ぶ言い回し。文豪の小説から春の表現を集めました。

実際に小説に使われている文豪の表現を集めました。随時更新しています。 有吉佐和子 司馬遼太郎 太宰治 谷崎潤一郎 夏目漱石 藤沢周平 三島由紀夫 水上勉 吉村昭 有吉佐和子 うららかな春であった。加恵は井戸端で濯ぎ洗いをしていた。のどかに小鳥の声が聞…

司馬遼太郎の『新史 太閤記』にある柴田勝家のちょっといい話。

織田四天王 凄いんだぞ!柴田勝家 信長、秀吉、家康と比較され、案外あなどられがちな武将ですが(そんなことない?)、織田四天王の一人に数えられるほどの有能な武将です。ほんとは凄いんだぞ。 秀吉とはうまが合いませんでしたが、秀吉は織田家の家老とし…

プロから学ぶ言い回し。小説で使われている春の表現を集めました。

桜や雪融けなど、実際に小説で使われている春の表現を集めました。随時更新していきます。 筍 月 葉 桜 雪融け 風 花 梅 芝 鳥 桃 草 雨 筍 春は竹の秋。竹林は孟宗竹であるので、竹の背丈は随分高い。藪の中に入ると空気は清新そのもの、高い空は細くなった…

こんな拷問は嫌だ。江戸時代の拷問。『桜田門外ノ変』吉村昭

礫責め、石抱き。江戸の拷問は強烈だ。 吉村昭の『桜田門外ノ変』を読みました。大河もちょうど今、井伊直弼が暴れてますし。中学校の教科書にも載ってるくらいの有名な事件ですが、吉村昭にかかると、事件に至るまでのあれこれを何台もの隠しカメラで見させ…

リアル 名言集 前を向く言葉

勇気と元気が出る言葉 『リアル』は、1998年から不定期に連載されている井上雄彦による漫画です。障害や車いすバスケットボールに関して、障害の受容や周囲の葛藤がその名の通りリアルに描かれています。 井上雄彦には、バスケットを題材とした『スラムダン…

『論語』の名言を8個あげてみた

『論語』とは 『論語』とは 『論語』8の名言 孔子とは ブッダと同時期の人 大きくて強い 「四十にして惑わず」って聞いたことありますか?論語の一節です。孔子の弟子たちが、孔子の言ったことややったことを思い出して書いたものが『論語』です。古典の中…

宦官(かんがん)って何?手術はどうやるの?

宦官とは、去勢された男子のことを言います。宦官は、はじめは捕虜を去勢してその仕事につかせていましたが、後に志望者もでるようになりました。この宦官制度や去勢手術について迫ります。 宦官とは 特に中国で広まった制度 宦官とは 特に中国で広まった制…

『八甲田山 死の彷徨』新田次郎 冬山で凍死しないためには

雪山で死なない方法 青森の陸軍第五連隊が、雪中の八甲田山で遭難して、ほとんど全員(約200人)が凍死するというなんとも暗い本です。吉村昭を彷彿とさせる新田次郎の記録文学です。 日露戦争間近となり、猛烈な寒さが予想されるロシアでいかに戦うことがで…

『極北に駆ける』 植村直己から学ぶ犬のしつけ方

植村直己 偉大な冒険家 あまりの寒さに車のハンドルを握る手も動きづらい。朝の温度は3度。異常気象とはまさにこのことです。多くの富豪の避寒地として愛されてきた小田原も寒い(涙)。 「極寒」と言われる世界を読めば少しは気がまぎれるかと思い、その手…

『祈りの幕が下りる時』東野圭吾 

新参者シリーズ最終章 一気読み間違いなし 東野圭吾がまた本を書いた。『祈りの幕が下りる時』新参者シリーズの最終章とのこと。 「シリーズものは、最初が一番面白い」という定説があるが、東野圭吾にこの定説はあてはまらない。ガリレオもそうだが、東野圭…

『弟子』 中島敦 不器用ですから

孔子の弟子に子路という凄まじい男がいました。孔子なんて聞くと、頭のいいエリート集団とか聖人君子の集まりというイメージがありますが、違うようです。この本は、この子路の生涯を書いた本です。インパクトがあまりに強いため、ここに書きとめておきます…

この読書感想文が凄い 劇団ひとりの「『革命のファンファーレ』を読んで」

ゴッドタンを見て驚いた 毎週土曜の深夜『ゴッドタン』という番組が放送されています。司会の劇団ひとりとおぎやはぎが、旬の政治家や知識人をゲストに招き現代社会の問題点を掘り下げていくという番組です。 1月13日放送では、芸人として、最近は芸術家とし…

こういう文章は読んでもらえない

読んでもらえない文章とはどういう文章か 山口文憲という方が書いた『読ませる技術』という本を読み、ブログを書く気が失せました。書きますが(笑)。 山口さんは「些末な作文技術よりも内容だ!」と言うわけです。そんな文章、誰も読まないよ、と。 ブログ…

『悪意』東野圭吾 人を殺すときに注意すること。

人を殺すときに注意すること 憎いあの人を殺すことにしました。凶器は何にしましょうか。ロープ?包丁? こうやって、ふつうは凶器を用意しますよね。これがよくないんですって。凶器を用意した人は、かなりの確率で警察に捕まるようですよ。 今回は「人を殺…

『翔ぶが如く』を読む前に 

司馬遼太郎の大作『翔ぶが如く』 今年の大河の主役は西郷隆盛です。本屋には、西郷隆盛の関連本が平積みされています。その中でもけっこうなスペースをとっているのが、司馬遼太郎の『翔ぶが如く』です。わたしが初めて手にした司馬遼太郎本です。 中3のと…

幸せとは何ですか?

『世界一「考えさせる」入試問題』 幸せ…。『世界一「考えさせられる」入試問題』という本を読みました。ハーバードやケンブリッジなどの超有名大学の入試で出題された問題と、その答えを集めて一つの本にしたとのことです。といっても、答えは人それぞれ的…

厳選5選 はじめての司馬遼太郎

初心者におすすめ 司馬遼太郎作品 初心者におすすめ 司馬遼太郎作品 1位 『燃えよ剣』 まず、騙されたと思ってこれを! 2位 『新史 太閤記』 人間関係に悩む方へ 3位 『世に棲む日日』 大奇人?大天才?とにかく普通じゃない2人 4位 『国盗り物語』 信…