読書生活 

本や新聞を読んでいます

司馬遼太郎が語る豊臣秀吉

選挙の神様 豊臣秀吉 応仁の乱がなければ秀吉の奇跡はなかった 大坂城は大きすぎた 秀頼は秀吉の子どもではなかった? どうして秀吉は明征伐を行ったのか? 軽度のパラノイア 秀吉が朝鮮国王に送った国書 秀吉の明征伐を無視し続けた徳川家康 司馬遼太郎作品…

運の引き寄せ方 『野村の悟り』野村克也

人格を備えている人間には、神様が味方してくれる 成績だけでなく 取り組む姿勢が真摯で、 みんなに尊敬される 人格を備えているから 神様が味方してくれる わたしには、「このピッチャーは本当に運がいい」と感じさせられたピッチャーがふたりいた。ひとり…

通行税(関銭)っていくら?戦国、江戸の関所事情

歴史小説を読んでいると、昔の人がいかに行動的だったかわかります。庶民の移動手段は徒歩、どんなに遠くても歩くしかありません。わたしは体力に自信がないので、この時代に生まれていたらますますインドアになるだろうと思います。 徒歩なら交通費が無料だ…

文豪の描く春の表現

いろいろなところから拾ってみました。随時更新しています。 有吉佐和子 司馬遼太郎 太宰治 谷崎潤一郎 夏目漱石 藤沢周平 三島由紀夫 水上勉 吉村昭 有吉佐和子 うららかな春であった。加恵は井戸端で濯ぎ洗いをしていた。のどかに小鳥の声が聞こえ、手許の…

司馬遼太郎の『新史 太閤記』にある柴田勝家のちょっといい話。

織田四天王 凄いんだぞ!柴田勝家 信長、秀吉、家康と比較され、案外あなどられがちな武将ですが(そんなことない?)、織田四天王の一人に数えられるほどの有能な武将です。ほんとは凄いんだぞ。 秀吉とはうまが合いませんでしたが、秀吉は織田家の家老とし…

こんな拷問は嫌だ。江戸時代の拷問。『桜田門外ノ変』吉村昭

礫責め、石抱き。江戸の拷問は強烈だ。 吉村昭の『桜田門外ノ変』を読みました。大河もちょうど今、井伊直弼が暴れてますし。中学校の教科書にも載ってるくらいの有名な事件ですが、吉村昭にかかると、事件に至るまでのあれこれを何台もの隠しカメラで見させ…

リアル 名言集 前を向く言葉

勇気と元気が出る言葉 『リアル』は、1998年から不定期に連載されている井上雄彦による漫画です。障害や車いすバスケットボールに関して、障害の受容や周囲の葛藤がその名の通りリアルに描かれています。 井上雄彦には、バスケットを題材とした『スラムダン…

『論語』の名言を8個あげてみた

『論語』とは 『論語』とは 『論語』8の名言 孔子とは ブッダと同時期の人 大きくて強い 「四十にして惑わず」って聞いたことありますか?論語の一節です。孔子の弟子たちが、孔子の言ったことややったことを思い出して書いたものが『論語』です。古典の中…

宦官(かんがん)って何?手術はどうやるの?

特に中国で広まった制度 特に中国で広まった制度 宦官手術とは 三田村泰助『宦官 側近政治の構造』 浅田次郎『蒼穹の昴』 日本で宦官制度が取り入れられなかった理由 畜産業がほとんど存在しなかったため 姫の身を、家族や親族ががっちり守っていたから 大奥…

『八甲田山 死の彷徨』新田次郎 冬山で凍死しないためには

雪山で死なない方法 青森の陸軍第五連隊が、雪中の八甲田山で遭難して、ほとんど全員(約200人)が凍死するというなんとも暗い本です。吉村昭を彷彿とさせる新田次郎の記録文学です。 日露戦争間近となり、猛烈な寒さが予想されるロシアでいかに戦うことがで…

『極北に駆ける』 植村直己から学ぶ犬のしつけ方

植村直己 偉大な冒険家 あまりの寒さに車のハンドルを握る手も動きづらい。朝の温度は3度。異常気象とはまさにこのことです。多くの富豪の避寒地として愛されてきた小田原も寒い(涙)。 「極寒」と言われる世界を読めば少しは気がまぎれるかと思い、その手…

『祈りの幕が下りる時』東野圭吾 

新参者シリーズ最終章 一気読み間違いなし 東野圭吾がまた本を書いた。『祈りの幕が下りる時』新参者シリーズの最終章とのこと。 「シリーズものは、最初が一番面白い」という定説があるが、東野圭吾にこの定説はあてはまらない。ガリレオもそうだが、東野圭…

『弟子』 中島敦 不器用ですから

孔子の弟子に子路という凄まじい男がいました。孔子なんて聞くと、頭のいいエリート集団とか聖人君子の集まりというイメージがありますが、違うようです。この本はこの子路の生涯を書いた本です。インパクトがあまりに強いため、ここに書きとめておきます。…

この読書感想文が凄い 劇団ひとりの「『革命のファンファーレ』を読んで」

ゴッドタンを見て驚いた 毎週土曜の深夜『ゴッドタン』という番組が放送されています。司会の劇団ひとりとおぎやはぎが、旬の政治家や知識人をゲストに招き現代社会の問題点を掘り下げていくという番組です。 1月13日放送では、芸人として、最近は芸術家とし…

こういう記事は読んでもらえない

読んでもらえない記事とはどういう記事か 山口文憲という方が書いた『読ませる技術』という本を読み、ブログを書く気が失せました。書きますが(笑)。 山口さんは「些末な作文技術よりも内容だ!」と言うわけです。そんな文章、誰も読まないよ、と。 ブログ…

『悪意』東野圭吾 人を殺すときに注意すること。

人を殺すときに注意すること 憎いあの人を殺すことにしました。凶器は何にしましょうか。ロープ?包丁? こうやって、ふつうは凶器を用意しますよね。これがよくないんですって。凶器を用意した人は、かなりの確率で警察に捕まるようですよ。 今回は「人を殺…

『翔ぶが如く』を読む前に 

翔ぶが如く 今年の大河の主役は西郷隆盛です。本屋には、西郷隆盛の関連本が平積みされています。その中でもけっこうなスペースをとっているのが、司馬遼太郎の『翔ぶが如く』です。わたしが初めて手にした司馬遼太郎本です。 中3のときに第1巻を買いまし…

幸せとはどういうことですか?

『世界一「考えさせる」入試問題』 『世界一「考えさせられる」入試問題』という本を読みました。ハーバードやケンブリッジなどの超有名大学の入試で出題された問題と、その答えを集めて一つの本にしたとのことです。といっても、答えは人それぞれ的な問題ば…

厳選5選 はじめての司馬遼太郎

初心者におすすめ 司馬遼太郎作品 初心者におすすめ 司馬遼太郎作品 1位 『燃えよ剣』 まず、騙されたと思ってこれを! 2位 『新史 太閤記』 人間関係に悩む方へ 3位 『世に棲む日日』 大奇人?大天才?とにかく普通じゃない2人 4位 『国盗り物語』 信…

戦国武将は下半身が好き

以前、こんな記事を書きました。 www.yama-mikasa.com 「昔は肌を露にする女性が多くおっぱいが日常にありふれていたので、男性はおっぱいにあまり興味はなかったんだって」という記事です。 そう言えば司馬作品の濡れ場の描写はどうだったかなあ、と何冊か…

死にたくなったら読む本

げんなりする題ですみません。 自己不信と自己過信の間でぐるぐる揺れているわたしです。少しの自信は生きていく上であった方がいい。ただ、過ぎるとそれは一気に反転します。 これはまずいと思ったときは、ソラナックスを飲みます。抗不安薬です。つねにズ…

ラッコはマイストーンを持っている。『ざんねんないきもの事典』

ラッコはマイストーンとマイストーン入れ袋を持っている。 ラッコは貝をとったら石で貝を割って食べてます。ラッコはその石にこだわりを持っていて、どの石でもいいわけじゃない。お気に入りの石、マイストーンで割ります。でも、泳ぐときにその石は邪魔です…

人間関係に悩んだら 武将に学ぶ処世術 

人間関係に悩まない人などいない 本にこうありました。 人間というのはなんだろう。と、家康は、その道に得手な男ながら、考えたにちがいない。家康がとらえている人間の課題は、人間というのは人間関係で成立している、ということであった。人間関係を人間…

戦国三英傑の性格を司馬作品からあげてみた。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、この3人を司馬遼太郎がこう評しています。 秀吉が政治家であるとすれば、信長は前衛芸術家であり、家康は高級官僚である。官僚は、それ自らの力では、エラサが発揮できない。上級官吏なり、政治家なりの引き立て役を必要とす…

宮西達也さんに会ってきた

宮西達也さんの講演会に行ってきました。 宮西達也さんの講演会に姪っ子と行ってきました。中二の息子はバスケで行かないって。昔はおまえも読んでたのに。つまんないやつだ。 宮西達也さんの講演会に行ってきました。 自己紹介 宮西さんが絵本作家になるま…

『闇を裂く道』吉村昭 そこのきみ、トンネル掘ってみるか。

丹那トンネルを知ってますか? 東海道線を使ったことはありますか?在来線だと函南~熱海間、新幹線だと三島~熱海間にある長さ約8Kのトンネルです。そこそこ長いので、在来線だと気づきます。「あれ?このトンネル長くない?」という感じです。新幹線だと…

春画を背負うと怪我しない。おっぱい今昔物語。

春画を背負うと怪我しない 春画を背負うと怪我しない 葛飾北斎の春画:昔の男性はおっぱいにさほど興味がなかったらしい おっぱい信仰は戦後から 本を読んでいたら、こんなのを見つけました。 信長は笑いもせずに言った。この時代の武士の間に流行した縁起モ…

一段上の作文技術 体言止めは多用しない

元朝日新聞記者の本多勝一さんが書いた『日本語の作文技術』という本を読んでいます。わかりやすく作文技術が書かれていて勉強になります。自分の言葉でまとめています。今回は、「体言止めはここぞというときだけにしよう」という話です。 体言止めは多用し…

関東大震災で朝鮮人虐殺はあった 『関東大震災』吉村昭

「関東大震災で朝鮮人虐殺はなかった」と主張する人がいますが、違うようです。 日本で災害が起きるたび、よく海外メディアで「日本人の冷静な対応を称賛」というニュースを聞きます。しかし、「日本人は…」というのは大きな間違いです。僅か90年前の関東大…

『脱出』吉村昭

一片の骨を見て、人の痛みや辛さに思いをはせる作家 解説にこうあります。 吉村昭は人間の苦痛を知っている。そして、そのことは人間は苦痛のなかをはいまわって今、ここという場所に到達しうるのであることを教えている。 この吉村昭さんの『脱出』は、今の…